国籍法改正反対論における陰謀論の本質的かつ致命的な矛盾

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 ネットで見る限り、国籍法改正反対論の多くに、国家陰謀論を背景としているものがあるようです。
 その典型例を ノウさんが紹介してくれています。(→こちら

 そして、このような事態を防ぐためにはDNA鑑定が必要だと主張します。
 こんな大陰謀があるのなら、国籍法3条の廃止を主張するべきだと思うのですが、なぜか国籍法3条の「改正」の反対です。

 それはともかく、このような陰謀論には、それ自体に重大な矛盾を孕んでいます。
 これは、植草一秀氏の検挙の際に主張された陰謀論に関連しても述べましたが、陰謀論を前提にすれば、なんでもありになってしまうということです。

 今回の国籍改正論ににおいて、賛成派は受理に当たって書類を慎重に審査するからそう簡単には偽装認知はできない、と主張します。
 それに対して、反対論者は、書類の偽造など簡単だからそれでは偽装認知は防げない、と主張します。

 だからDNA鑑定だ、というわけですが、陰謀論者のみなさんはDNA鑑定の鑑定書の偽造は考えないのでしょうか?
 この問題を指摘するのは私が初めてではありません。いくつものブログ等ですでに指摘されているところです。
 しかし、陰謀論者の皆さんは知ってか知らでか、触れませんね。

 たしかにまっとうな会社または機関は、検体の同一性の確保に相当気を遣っていますから、不正が介入するのはむずかしいという意見があると思います。私もそう思います。

 しかしここで問題にしているのは陰謀論です。
 それも、国家による日本乗っ取りという大陰謀です。
 そのような大陰謀計画においては、DNA鑑定の鑑定書を偽造したり検体をすり替えるなど造作もないことでしょう。

 要するに、法律でDNA鑑定を要件としたとしても、日本乗っ取りの防止のためには無駄なことだ、ということです。

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偽装認知が野放しだということがわからんのか。DNA鑑定をつけるべきだろ とか言っとけば、まあ、なんか旬な記事になるらしい。 けど DNA... 続きを読む

裁判用DNA鑑定費用 A社 ¥200,000- B社 ¥67,000- C社 ¥63,000 この額を国が負担するなら認知される子供一人に対し鑑定一回と... 続きを読む

コメント(36)

 ヤフーニュースのコメント欄を見ましたが、ひどいですね。
 法律を理解せず、陰謀論にとりつかれた人がコメント欄上位を独占しています。
 こんな人たちが多数だと、日本の将来は暗いです。自分たちは愛国者のつもりかもしれませんが、むしろ日本の評価を下げていることに気がついていないんでしょうか。
 今回思ったのは、陰謀論は思考停止に等しいということです。

 複雑な耐震構造設計書を偽造できた日本人なら、DNA鑑定書の偽造も簡単ではないかと(。_・☆\ ベキバキ

彼ら的には、純粋な日本人(笑)以外が日本国籍を取得すること自体が
許せないのが大前提で、DNA鑑定を義務づけろ、というのは本気の要求ではなく
「賛成派がどうしてもと言うならこれで妥協してやるよ」というつもり
なんじゃないかと。
なぜか大上段目線なのが陰謀論者の特徴ですし。
ですからそうやって矛盾点をついても「だからDNA鑑定に意味はないんだ。
改正自体すべきじゃない」とかの思考になっちゃって、
堂々巡りで彼らが納得することは永遠にないような気がします。

「国籍法改正反対っ!婚姻要件外すな!」
「でも最高裁の違憲判決が出ちゃってるよ。知らないの?」
「・・・え?・・・し、知ってるもんっ!あたしはDNA鑑定を義務づけるべきって言いたかったんだもんっ!
これは、日本を守るためなんだからね、ぜっったい、違憲判決が出たことを知らなかったわけじゃないんだから!」

という感じなんじゃないかなー、と。
あ、改正反対派は、萌え系美少女であるという設定で読んでくださいね。
なごめるから。

慎重に審査すると言っている役人が、そもそも信用できないわけで・・・陰謀とか以前の問題ですわ。


出入国管理政策懇談会

http://www.moj.go.jp/NYUKAN/nyukan41.html

について、国籍法3条「改正」反対の方はどの様に受け取られているのかしらん。

DNA鑑定が真性なものかどうかを判断するのも役人なわけですが。
役人を信用しないのならばどう法改正しようが同じことでは?

移民、人身売買、乗っ取りな陰謀論と来て、こんどは公明党が
中国で票集めをしていると言うものが出てきているようです。

学会で中国の19歳前後戸籍1500万を既に集めて、北京大使館の上の方は学会員か公明シンパだから、施行と同時に受理する
総選挙までに5000万人の中国人を日本人にして、全国会議員が公明党になる可能性があるとかいう話…

チラッとしかみませんでしたが、こんな内容でした。
中国が日本を乗っ取る、と言う話の次はこれか…
よくもまぁ次から次に考えると言うかなんと言うか…

ただでさえヤメケン弁護士は
使えないクズが多いと聞きますが
あなたはヤメケン弁護士のクズの中のクズですな!www
さすがカルト(創価学会)信者だけあって
クズの中のずば抜けたクズ弁護士ですね!www

DNA鑑定を役人がやるわけではないですからね~

役人の裁量で慎重に審査するのとは訳が違う。

まさか!同じだとでも?

 ここは陰謀論の非論理性さらには陰謀論者の論理的思考の欠如をテーマとするエントリですの、あなたのコメントはややトピずれです。

 エントリのテーマとの関係で言えば、 陰謀論者または陰謀論と親和性の高い人のサンプルとして、もろきゅう様のコメントのほうがはるかにこのエントリにふさわしいと言えましょう。


 なお、私は敬称に「様」を使うことは原則としてありません(^^)
 また、サンプルは多くても数例あれば足りると思います。

>学会で中国の19歳前後戸籍1500万を既に集めて、北京大使館の上の方は学会員か公明シンパだから、施行と同時に受理する

施行までの時間はわずか20日しかないはずで、「1,500万件の国籍取得届の施行同時受理」などという、物理的にあり得ない「超常現象」が起こると本気で思っているのだろうか。

しかも大使館が関与した組織的な虚偽届出がバレバレ(^^;

そもそも陰謀論の背景の一つに役人への不信があるとは考えないのか?

>そもそも陰謀論の背景の一つに役人への不信があるとは考えないのか?

 心理学的にはあるのかも知れませんが、日本の役人への不信があるからといって、それを外国による日本乗っ取りの陰謀に結びつけたり、その主張に乗っかったりするというのは、非論理的思考の極みだと思いますよ。

ノウ様へ宛てての反論コメントではなく、一般論として。

>学会で中国の19歳前後戸籍1500万を既に集めて、北京大使館の上の方は学会員か公明シンパだから、施行と同時に受理する

国籍法3条に限らず父子の認知の手続は、父親の戸籍の原籍地である日本国内の市町村役場に届出します。北京大使館では父親が日本国内居住の場合は、認知手続などの戸籍業務は受け付けません。

国外居住の日本人の戸籍事務については、父親が中国国内に滞在中で原籍地の市町村に直接提出できない場合、在北京大使館が預かって転送してくれるだけで、戸籍原簿への記載は原籍地の市町村役場にて行う、という単なる取次代理店的なイメージを脳内に描いた方が実務を理解しやすいと思います。

それよりも1500万人の父親をどこから探してくるのでしょうか。認知の届出手続は父親が親子関係を認めて手続を行うものであり、中国人の母子だけで父親に無断で認知手続を行うことは出来ません。任意認知の届出は父親が行うことになっています。

認知と国籍取得手続の最初の段階で、法律や手続実務を理解していないというか、矛盾アリマクリなんですけど…

表層的な批判ばかりでは、ことの本質は見えてきませんよ。

「役人への不信」で片づけても、ことの本質は見えねーよ。

コピペのもと、探してみました。
以下、全文

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

無理だって。この法律改正で、「中国での19歳戸籍(戸口)集めた方が勝ち」というルールになってる。
旧土人(お前らの言う真の日本人)の票なんて誤差の範囲になるw
公明党が圧倒的に先行
信濃町では「議員全員が公明党になったらどうしよう」とか言って談笑してるよ
もう、学会で中国の19歳前後戸籍1500万集めてるってさ
北京大使館の上の方は学会員か公明シンパだから、施行と同時に受理するって

2月の見込み(学会目標)は、2000万らしいから、このペースだと、総選挙までに5000万は超える
下手すると、次の総選挙で◆全国会議員が公明党◆となる可能すらあるんだってw
信濃町では祝勝ムードだよ。選挙区別配分が大変みたいだけど

それから、国籍取得した中国人は全部不在者投票だから、日本国内に来ることはない
治安の悪化とか生活保護は心配しないでいいんだよ?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

実際に某匿名掲示板には行って無いですけど、何かのレスのようですね。
法務業の末席さんの仰るとおり、なんか矛盾が…。

これは反論とかではなく、baabuさんの仰ることの本質とは?
役人が信用できないと言うのは確かにわかります。
国籍法反対運動も、特に悪いこととは思いません。人の考えは十人十色ですから。
ただ、抽象的な言葉を並べて陰謀論を出しても人は受け入れないと思います。
せめて自分がそこの陰謀論にいたったプロセスでも出せばまだ理解はできるんですが…。

 2例目のサンプルですね。

役人の不信が背景の一つとは言ったが・・・

不思議なことに陰謀論の本質にされてしまってるではないか・・・(棒読み)

さて、こんな無茶を言う人に陰謀論を批判する資格があるのでしょうか・・・?

不思議なことに陰謀論の本質にされちゃうのは、
あんたが、「役人の不信」以外の陰謀論の背景をなす要素をあげないからさ。
No.18 ノウさんにことの本質って何だって聞かれても答えてないしね。

あんたが陰謀論を採ってないことは、No.5 でわかってるよ。
陰謀論どころか、あんたは自分の意見てものをもって無くて、「役人の不信」を連発して
誰かの意見に茶々入れて、自分に何かまともな考えがあるように見せかけてるだけ。

そーゆーのは、ここよりも2ちゃんに向いてるよ。

>No.18 ノウさんにことの本質って何だって聞かれても答えてないしね。

おっと、失礼。オレ宛のコメントじゃないから見落としていたよ。

ところで、白片吟K氏さん。あんたの批判、全くの的外れなんだよね。

で、こんな奴らに何を言っても無駄だと分かったのが、前回のコメントだよ。

批判が当たってるか外れてるか、
決めるのはあんたじゃなくて、読み手だよ。

ま、
「こんな奴らに何を言っても無駄」なら、「ことの本質」を答えなくてすむからな。

いーんじゃねーの、それで。

>決めるのはあんたじゃなくて、読み手だよ。

完全にアホだなこいつ。

アホがばれちゃあ、仕方ねえな。

退散するとしよう。

アホに関わると泥沼だな(笑

素直に謝れば許してやったのに・・・

まあいいか、さいなら。

とりあえず「役人不信」でこの法案が危険だと感じたなら
「虚偽のDNA鑑定結果を役人が受け取っても気がつかれない」
と言うことになってしまい、結局DNA鑑定を入れても無意味かと思うんですが。
DNA鑑定結果が誰がどう厳正にやろうと、役人の判断ひとつと言う点は変わらない気がします。
それであれば「国が指定した期間でのDNA鑑定のみ採用する」
と言う意見でも出ればいいんですけど、そうなると「役人の天下り機関の確保だ」と言う意見は必ず出てくるでしょうし
「天下り機関の確保」となると「役人の息がかかってるから指定した機関は信用できない」と言う話も出てくるし…

結局、100%信頼できる鑑定が不可能な現状では、議論が堂々巡りになる気がしますが…。

国籍法改正の内容は私には正当と感じられ、語るべき内容もないですが。

ネットの世界では、常識的に正当と思われる意見が少数に見え、不当と思われる意見が圧倒的多数に見えることもあると改めて感じました。

そして、ネットで多数に見えた情報を信ずる人が今後増えるであろうことを考えると、我が国の民主政治のゆくえに若干の危惧を感じました。

ま、マスメディアと政治家が迎合しない限り、大きな潮流にはならないでしょうが。

>もう、学会で中国の19歳前後戸籍1500万集めてるってさ

まずもって必要なのは「出生公証書(出生証明書)」ですね。
そこに中国籍の父が記載されていれば認知届はできません。
19年前(農村社会からの移行期)の中国に父の無い出生子が1500万人いたのか?
仮にいたとして、それをどうやって探し出し密かに公証書を集めたのか?

この妄想(もしくは詐話)に意味があるとすれば、立法を論じる中でこのストーリーを信じる主権者がどれくらいいるか?ということに第一に興味があります。
もう一点面白いのは、具体的な問題点として「1500万人という大量の人員を組織して政治勢力を構成する」という例を挙げていることです。
つまり、自分の身近にいる人物が日本国籍だろうが中国籍だろうが政治勢力として影響力を行使するぐらいでなければ個人的にはどうでもよいことと考えているのだろうと推測できることです。

国家と国民一人ひとりとの間の権利義務関係や民主主義について日本国民がどのように考えているのか?
陰謀論として考えるなら、外国の諜報機関が日本人の思考力を測るために流しているのだったら面白いのですがね。

> 立法を論じる中でこのストーリーを信じる主権者がどれくらいいるか?

私も興味がある視点なのですが、実は私どもの想像以上に多数派なのでは?という一抹の不安があります。
戦後諸々の事情もあって、国籍とか国権とかそう言ったものを、教育したり論じたりすることを禁忌のように扱ってきた側面がありますから。例えば、永住権或いは在留資格と市民権の違いが良く解って無い人も、それなりに居られるようですし。

どのような資質の議員でも、本人の意向だけで議員の立場を手にした訳ではないのですし。

妄想である事を祈るばかり。

 どこまでが想定すべき不正行為で、どこからが妄想の類なのかということをきちんと考えないと、必要かつ十分な不正防止策を決められなくなりますよ。

 「必要」というのは、行うべき防止策という意味とともに、「必要最低限の」という意味を含んでいます。
 つまり、不必要な防止策をとろうとすると、正当な届出の障害になってしまいます。

こんなブログがありました。
http://d.hatena.ne.jp/DocSeri/20081203/1228288400

そのはてブコメント

万単位でスリーパーを育成する労力にみあう結果が得られるとはとても思えない。

DNA鑑定にかかる諸費用を国家負担にしたら毎月数十万人の認知希望者が押し寄せてきただけで大ダメージですね。

合計6000万人となったら(現在の一般的裁判用鑑定費用に照らせば)3~4兆になってしまうんですが。そっちには考え及ばなかったんですかね。

(妄想逞しくしてる方が念頭においている)反日国家が悪用すれば、戦争しないで日本を弱体化できるんですが、そっちには考えが及ばないようで。

民主党員が大挙して自民党に入党し、総裁選で小沢氏に投票させるとか、日本人全員から10円ずつ寄付を集めれば12億円稼げるとかと同じレベルで、この手の空想は並べたてたらキリがありません。

それに比べれば、不法行為にかかる収支勘定は思考実験として価値があるでしょう。これが赤字になる行為はゼロになるかどうかはともかくとして、犯罪が持続的に蔓延することはありません。

では、国籍詐取による収支にどのようなものがあるか?
一般市民がいたずらでするには労力がかかりすぎる上にリスクもある。
政治目的は大量に組織しなければならない点で費用がかかりすぎ、それ以前に多数の信頼できる協力者を秘密裏に得ることが不可能。

売春や不法就労などの不法な利得を目的として日本へ渡航する手段として考えた場合は、日本の経済的地位が安定していることが前提ですが、
*日本人協力者(偽装父)が必要で、かつ謝礼を高額な円建てで払わなければならない。
*渡航に成功したとしても、言葉の通じない(外国人に排他的な)日本社会で稼げるか。
*発覚した場合の経済的法的ペナルティ。
*自らに認知を受ける要件が備わっているか捏造できること。

個人ではまず無理な話で、犯罪組織の協力が必要です。
こうした組織は概ね手数料が目的ですので、金を払っても渡航できないか、渡航に成功しても待っているのは地獄です。
成功譚が出なければ、海外でブームが起こるということはまずありません。
しかし、不法入国は通貨の国際的価値が低い国の最下層にいる人ではいくらか騙される人はいるでしょうから、犯罪の業態としてはある程度の規模で持続できる可能性は考えられます。
もちろん犯罪者にとっては偽装認知が唯一の手段というわけではなく、最も悪用しやすい穴を狙ってきます。
これは、政策レベルの議論よりも犯罪組織への取り締まりが課題と思われます。

立法論としては血統主義を是認するという前提なら、最高裁判例を覆せるだけの(胎児認知と生後認知の間にボーダーを置く)理由を示せるか否かが論点になるでしょう。

むしろ日本人が考えなければならないのは、国籍=国家の構成員としての資格が国家との間でどういう関係を持つのかということのほうではなかろうかと思います。

>*発覚した場合の経済的法的ペナルティ。

それに加えて、捏造が明るみに出て失敗した場合、法を犯し証拠や事実関係を捏造してまで、「日本人」になろうとした「中国人」に対する中国社会の反発や迫害は結構厳しいものになると思うんですけどね。

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