ネットで見る限り、国籍法改正反対論の多くに、国家陰謀論を背景としているものがあるようです。
その典型例を ノウさんが紹介してくれています。(→こちら)
そして、このような事態を防ぐためにはDNA鑑定が必要だと主張します。
こんな大陰謀があるのなら、国籍法3条の廃止を主張するべきだと思うのですが、なぜか国籍法3条の「改正」の反対です。
それはともかく、このような陰謀論には、それ自体に重大な矛盾を孕んでいます。
これは、植草一秀氏の検挙の際に主張された陰謀論に関連しても述べましたが、陰謀論を前提にすれば、なんでもありになってしまうということです。
今回の国籍改正論ににおいて、賛成派は受理に当たって書類を慎重に審査するからそう簡単には偽装認知はできない、と主張します。
それに対して、反対論者は、書類の偽造など簡単だからそれでは偽装認知は防げない、と主張します。
だからDNA鑑定だ、というわけですが、陰謀論者のみなさんはDNA鑑定の鑑定書の偽造は考えないのでしょうか?
この問題を指摘するのは私が初めてではありません。いくつものブログ等ですでに指摘されているところです。
しかし、陰謀論者の皆さんは知ってか知らでか、触れませんね。
たしかにまっとうな会社または機関は、検体の同一性の確保に相当気を遣っていますから、不正が介入するのはむずかしいという意見があると思います。私もそう思います。
しかしここで問題にしているのは陰謀論です。
それも、国家による日本乗っ取りという大陰謀です。
そのような大陰謀計画においては、DNA鑑定の鑑定書を偽造したり検体をすり替えるなど造作もないことでしょう。
要するに、法律でDNA鑑定を要件としたとしても、日本乗っ取りの防止のためには無駄なことだ、ということです。

ヤフーニュースのコメント欄を見ましたが、ひどいですね。
法律を理解せず、陰謀論にとりつかれた人がコメント欄上位を独占しています。
こんな人たちが多数だと、日本の将来は暗いです。自分たちは愛国者のつもりかもしれませんが、むしろ日本の評価を下げていることに気がついていないんでしょうか。
今回思ったのは、陰謀論は思考停止に等しいということです。
複雑な耐震構造設計書を偽造できた日本人なら、DNA鑑定書の偽造も簡単ではないかと(。_・☆\ ベキバキ
彼ら的には、純粋な日本人(笑)以外が日本国籍を取得すること自体が
許せないのが大前提で、DNA鑑定を義務づけろ、というのは本気の要求ではなく
「賛成派がどうしてもと言うならこれで妥協してやるよ」というつもり
なんじゃないかと。
なぜか大上段目線なのが陰謀論者の特徴ですし。
ですからそうやって矛盾点をついても「だからDNA鑑定に意味はないんだ。
改正自体すべきじゃない」とかの思考になっちゃって、
堂々巡りで彼らが納得することは永遠にないような気がします。
「国籍法改正反対っ!婚姻要件外すな!」
「でも最高裁の違憲判決が出ちゃってるよ。知らないの?」
「・・・え?・・・し、知ってるもんっ!あたしはDNA鑑定を義務づけるべきって言いたかったんだもんっ!
これは、日本を守るためなんだからね、ぜっったい、違憲判決が出たことを知らなかったわけじゃないんだから!」
という感じなんじゃないかなー、と。
あ、改正反対派は、萌え系美少女であるという設定で読んでくださいね。
なごめるから。
慎重に審査すると言っている役人が、そもそも信用できないわけで・・・陰謀とか以前の問題ですわ。
出入国管理政策懇談会
http://www.moj.go.jp/NYUKAN/nyukan41.html
について、国籍法3条「改正」反対の方はどの様に受け取られているのかしらん。
DNA鑑定が真性なものかどうかを判断するのも役人なわけですが。
役人を信用しないのならばどう法改正しようが同じことでは?
移民、人身売買、乗っ取りな陰謀論と来て、こんどは公明党が
中国で票集めをしていると言うものが出てきているようです。
学会で中国の19歳前後戸籍1500万を既に集めて、北京大使館の上の方は学会員か公明シンパだから、施行と同時に受理する
総選挙までに5000万人の中国人を日本人にして、全国会議員が公明党になる可能性があるとかいう話…
チラッとしかみませんでしたが、こんな内容でした。
中国が日本を乗っ取る、と言う話の次はこれか…
よくもまぁ次から次に考えると言うかなんと言うか…
ただでさえヤメケン弁護士は
使えないクズが多いと聞きますが
あなたはヤメケン弁護士のクズの中のクズですな!www
さすがカルト(創価学会)信者だけあって
クズの中のずば抜けたクズ弁護士ですね!www
DNA鑑定を役人がやるわけではないですからね~
役人の裁量で慎重に審査するのとは訳が違う。
まさか!同じだとでも?
ここは陰謀論の非論理性さらには陰謀論者の論理的思考の欠如をテーマとするエントリですの、あなたのコメントはややトピずれです。
エントリのテーマとの関係で言えば、 陰謀論者または陰謀論と親和性の高い人のサンプルとして、もろきゅう様のコメントのほうがはるかにこのエントリにふさわしいと言えましょう。
なお、私は敬称に「様」を使うことは原則としてありません(^^)
また、サンプルは多くても数例あれば足りると思います。
>学会で中国の19歳前後戸籍1500万を既に集めて、北京大使館の上の方は学会員か公明シンパだから、施行と同時に受理する
施行までの時間はわずか20日しかないはずで、「1,500万件の国籍取得届の施行同時受理」などという、物理的にあり得ない「超常現象」が起こると本気で思っているのだろうか。
しかも大使館が関与した組織的な虚偽届出がバレバレ(^^;
そもそも陰謀論の背景の一つに役人への不信があるとは考えないのか?
>そもそも陰謀論の背景の一つに役人への不信があるとは考えないのか?
心理学的にはあるのかも知れませんが、日本の役人への不信があるからといって、それを外国による日本乗っ取りの陰謀に結びつけたり、その主張に乗っかったりするというのは、非論理的思考の極みだと思いますよ。
ノウ様へ宛てての反論コメントではなく、一般論として。
>学会で中国の19歳前後戸籍1500万を既に集めて、北京大使館の上の方は学会員か公明シンパだから、施行と同時に受理する
国籍法3条に限らず父子の認知の手続は、父親の戸籍の原籍地である日本国内の市町村役場に届出します。北京大使館では父親が日本国内居住の場合は、認知手続などの戸籍業務は受け付けません。
国外居住の日本人の戸籍事務については、父親が中国国内に滞在中で原籍地の市町村に直接提出できない場合、在北京大使館が預かって転送してくれるだけで、戸籍原簿への記載は原籍地の市町村役場にて行う、という単なる取次代理店的なイメージを脳内に描いた方が実務を理解しやすいと思います。
それよりも1500万人の父親をどこから探してくるのでしょうか。認知の届出手続は父親が親子関係を認めて手続を行うものであり、中国人の母子だけで父親に無断で認知手続を行うことは出来ません。任意認知の届出は父親が行うことになっています。
認知と国籍取得手続の最初の段階で、法律や手続実務を理解していないというか、矛盾アリマクリなんですけど…
表層的な批判ばかりでは、ことの本質は見えてきませんよ。
「役人への不信」で片づけても、ことの本質は見えねーよ。
コピペのもと、探してみました。
以下、全文
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
無理だって。この法律改正で、「中国での19歳戸籍(戸口)集めた方が勝ち」というルールになってる。
旧土人(お前らの言う真の日本人)の票なんて誤差の範囲になるw
公明党が圧倒的に先行
信濃町では「議員全員が公明党になったらどうしよう」とか言って談笑してるよ
もう、学会で中国の19歳前後戸籍1500万集めてるってさ
北京大使館の上の方は学会員か公明シンパだから、施行と同時に受理するって
2月の見込み(学会目標)は、2000万らしいから、このペースだと、総選挙までに5000万は超える
下手すると、次の総選挙で◆全国会議員が公明党◆となる可能すらあるんだってw
信濃町では祝勝ムードだよ。選挙区別配分が大変みたいだけど
それから、国籍取得した中国人は全部不在者投票だから、日本国内に来ることはない
治安の悪化とか生活保護は心配しないでいいんだよ?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
実際に某匿名掲示板には行って無いですけど、何かのレスのようですね。
法務業の末席さんの仰るとおり、なんか矛盾が…。
これは反論とかではなく、baabuさんの仰ることの本質とは?
役人が信用できないと言うのは確かにわかります。
国籍法反対運動も、特に悪いこととは思いません。人の考えは十人十色ですから。
ただ、抽象的な言葉を並べて陰謀論を出しても人は受け入れないと思います。
せめて自分がそこの陰謀論にいたったプロセスでも出せばまだ理解はできるんですが…。
2例目のサンプルですね。
役人の不信が背景の一つとは言ったが・・・
不思議なことに陰謀論の本質にされてしまってるではないか・・・(棒読み)
さて、こんな無茶を言う人に陰謀論を批判する資格があるのでしょうか・・・?
不思議なことに陰謀論の本質にされちゃうのは、
あんたが、「役人の不信」以外の陰謀論の背景をなす要素をあげないからさ。
No.18 ノウさんにことの本質って何だって聞かれても答えてないしね。
あんたが陰謀論を採ってないことは、No.5 でわかってるよ。
陰謀論どころか、あんたは自分の意見てものをもって無くて、「役人の不信」を連発して
誰かの意見に茶々入れて、自分に何かまともな考えがあるように見せかけてるだけ。
そーゆーのは、ここよりも2ちゃんに向いてるよ。
>No.18 ノウさんにことの本質って何だって聞かれても答えてないしね。
おっと、失礼。オレ宛のコメントじゃないから見落としていたよ。
ところで、白片吟K氏さん。あんたの批判、全くの的外れなんだよね。
で、こんな奴らに何を言っても無駄だと分かったのが、前回のコメントだよ。
批判が当たってるか外れてるか、
決めるのはあんたじゃなくて、読み手だよ。
ま、
「こんな奴らに何を言っても無駄」なら、「ことの本質」を答えなくてすむからな。
いーんじゃねーの、それで。
>決めるのはあんたじゃなくて、読み手だよ。
完全にアホだなこいつ。
アホがばれちゃあ、仕方ねえな。
退散するとしよう。
アホに関わると泥沼だな(笑
素直に謝れば許してやったのに・・・
まあいいか、さいなら。
とりあえず「役人不信」でこの法案が危険だと感じたなら
「虚偽のDNA鑑定結果を役人が受け取っても気がつかれない」
と言うことになってしまい、結局DNA鑑定を入れても無意味かと思うんですが。
DNA鑑定結果が誰がどう厳正にやろうと、役人の判断ひとつと言う点は変わらない気がします。
それであれば「国が指定した期間でのDNA鑑定のみ採用する」
と言う意見でも出ればいいんですけど、そうなると「役人の天下り機関の確保だ」と言う意見は必ず出てくるでしょうし
「天下り機関の確保」となると「役人の息がかかってるから指定した機関は信用できない」と言う話も出てくるし…
結局、100%信頼できる鑑定が不可能な現状では、議論が堂々巡りになる気がしますが…。
国籍法改正の内容は私には正当と感じられ、語るべき内容もないですが。
ネットの世界では、常識的に正当と思われる意見が少数に見え、不当と思われる意見が圧倒的多数に見えることもあると改めて感じました。
そして、ネットで多数に見えた情報を信ずる人が今後増えるであろうことを考えると、我が国の民主政治のゆくえに若干の危惧を感じました。
ま、マスメディアと政治家が迎合しない限り、大きな潮流にはならないでしょうが。
>もう、学会で中国の19歳前後戸籍1500万集めてるってさ
まずもって必要なのは「出生公証書(出生証明書)」ですね。
そこに中国籍の父が記載されていれば認知届はできません。
19年前(農村社会からの移行期)の中国に父の無い出生子が1500万人いたのか?
仮にいたとして、それをどうやって探し出し密かに公証書を集めたのか?
この妄想(もしくは詐話)に意味があるとすれば、立法を論じる中でこのストーリーを信じる主権者がどれくらいいるか?ということに第一に興味があります。
もう一点面白いのは、具体的な問題点として「1500万人という大量の人員を組織して政治勢力を構成する」という例を挙げていることです。
つまり、自分の身近にいる人物が日本国籍だろうが中国籍だろうが政治勢力として影響力を行使するぐらいでなければ個人的にはどうでもよいことと考えているのだろうと推測できることです。
国家と国民一人ひとりとの間の権利義務関係や民主主義について日本国民がどのように考えているのか?
陰謀論として考えるなら、外国の諜報機関が日本人の思考力を測るために流しているのだったら面白いのですがね。
> 立法を論じる中でこのストーリーを信じる主権者がどれくらいいるか?
私も興味がある視点なのですが、実は私どもの想像以上に多数派なのでは?という一抹の不安があります。
戦後諸々の事情もあって、国籍とか国権とかそう言ったものを、教育したり論じたりすることを禁忌のように扱ってきた側面がありますから。例えば、永住権或いは在留資格と市民権の違いが良く解って無い人も、それなりに居られるようですし。
どのような資質の議員でも、本人の意向だけで議員の立場を手にした訳ではないのですし。
妄想である事を祈るばかり。
どこまでが想定すべき不正行為で、どこからが妄想の類なのかということをきちんと考えないと、必要かつ十分な不正防止策を決められなくなりますよ。
「必要」というのは、行うべき防止策という意味とともに、「必要最低限の」という意味を含んでいます。
つまり、不必要な防止策をとろうとすると、正当な届出の障害になってしまいます。
こんなブログがありました。
http://d.hatena.ne.jp/DocSeri/20081203/1228288400
そのはてブコメント
DNA鑑定にかかる諸費用を国家負担にしたら毎月数十万人の認知希望者が押し寄せてきただけで大ダメージですね。
合計6000万人となったら(現在の一般的裁判用鑑定費用に照らせば)3~4兆になってしまうんですが。そっちには考え及ばなかったんですかね。
(妄想逞しくしてる方が念頭においている)反日国家が悪用すれば、戦争しないで日本を弱体化できるんですが、そっちには考えが及ばないようで。
民主党員が大挙して自民党に入党し、総裁選で小沢氏に投票させるとか、日本人全員から10円ずつ寄付を集めれば12億円稼げるとかと同じレベルで、この手の空想は並べたてたらキリがありません。
それに比べれば、不法行為にかかる収支勘定は思考実験として価値があるでしょう。これが赤字になる行為はゼロになるかどうかはともかくとして、犯罪が持続的に蔓延することはありません。
では、国籍詐取による収支にどのようなものがあるか?
一般市民がいたずらでするには労力がかかりすぎる上にリスクもある。
政治目的は大量に組織しなければならない点で費用がかかりすぎ、それ以前に多数の信頼できる協力者を秘密裏に得ることが不可能。
売春や不法就労などの不法な利得を目的として日本へ渡航する手段として考えた場合は、日本の経済的地位が安定していることが前提ですが、
*日本人協力者(偽装父)が必要で、かつ謝礼を高額な円建てで払わなければならない。
*渡航に成功したとしても、言葉の通じない(外国人に排他的な)日本社会で稼げるか。
*発覚した場合の経済的法的ペナルティ。
*自らに認知を受ける要件が備わっているか捏造できること。
個人ではまず無理な話で、犯罪組織の協力が必要です。
こうした組織は概ね手数料が目的ですので、金を払っても渡航できないか、渡航に成功しても待っているのは地獄です。
成功譚が出なければ、海外でブームが起こるということはまずありません。
しかし、不法入国は通貨の国際的価値が低い国の最下層にいる人ではいくらか騙される人はいるでしょうから、犯罪の業態としてはある程度の規模で持続できる可能性は考えられます。
もちろん犯罪者にとっては偽装認知が唯一の手段というわけではなく、最も悪用しやすい穴を狙ってきます。
これは、政策レベルの議論よりも犯罪組織への取り締まりが課題と思われます。
立法論としては血統主義を是認するという前提なら、最高裁判例を覆せるだけの(胎児認知と生後認知の間にボーダーを置く)理由を示せるか否かが論点になるでしょう。
むしろ日本人が考えなければならないのは、国籍=国家の構成員としての資格が国家との間でどういう関係を持つのかということのほうではなかろうかと思います。
>*発覚した場合の経済的法的ペナルティ。
それに加えて、捏造が明るみに出て失敗した場合、法を犯し証拠や事実関係を捏造してまで、「日本人」になろうとした「中国人」に対する中国社会の反発や迫害は結構厳しいものになると思うんですけどね。
逮捕者が出ましたね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090213-00000020-yom-soci
やふーではいつものように、憂国気取りの皆さんが鬼の首を取ったかのごとく大騒ぎしていますが、これ胎児認知での不正届出事案で、去年の1月の発生ですから、「改正」国籍法は何の関係もないんですよねぇ。
これで「国籍法改正は売国!!」とか言っちゃってる人達は、「ボクなーんにも知りましぇん」って言っているのと同じなのに気がついていないんでしょうか。
本件で分かるのは
1 改正に関係なく、認知偽装を企図する者はいる。
2 認知偽装はハードルが高い。
3 関係機関はまともに仕事すれば、不正届出を見抜く事ができる。
という所ですかね。
書き忘れました。
今回警察は、国籍法改正に乗じた偽装届出の増加を想定して、血縁関係の有無の確認のために当初からDNA鑑定を用いてきました。
これで認知偽装発覚はより容易となりました。
つまり、国籍法改正のおかげで偽装のハードルが上がったわけです。
喜ばしい事ですね。
あーあ、先にネタ晴らしをされちゃった(^^;
とコメントしようと思ってたのですが(^^)ネタ潰しになっちゃいました、スイマセンm(_ _)m
このニュース、普通なら「迂闊?ムショにいたのに子どもができた?」なんてファニーな見出しをつけられるような単純な事案なんですが、なまじDNA鑑定なんてやってる上に、国籍法改正と絡めたおかげで、見事な酷使脳ホイホイになってますねぇ。
酷使さん達は、中国による日本侵略を心配するより、答えが記事中にあるのに読めない自分の国語力を憂慮した方がいいと思うのです。
偽装結婚や偽装認知等に関しては、役所の窓口に実質審査権というか、「明らかに怪しい(=不正・虚偽の可能性がきわめて高い)届出を不受理にするインセンティブ」が与えられていないのが何より問題だと思います。
見聞する限り、「こんないい加減で怪しさ満点の届出をなぜ窓口でシャットアウトすることができないのだ」 という例が多すぎます。
職員の怠慢とかではなく(いや、あるかもしれませんがそれよりも)、制度設計に重大な問題があると思います。
ここの「水際」で阻止する態勢をきちんと整えるのが、最も費用対効果が高いと思うんですが。
モトケンさんじゃないが、私も今日の昼過ぎにこのニュースを見付け、仕事が終わったらコメント入れようとしていたのに、先を越されてしまった・・・。
だけど一つ言っておきたいことがある。
昨年1月に胎児認知の届出を受けた、東久留米市の戸籍窓口!
そもそもは此処が父親と偽って提出された認知届を受理したのがヨロシクない。服役中の男の名前での偽装認知ということは、市役所に現れたのは服役者を装ったニセ者か、或いはニセの委任状を持った代理人ということになる。
外国人との偽装婚姻届や、自己破産が名前を変えるための偽装養子縁組など、戸籍上の届出を悪用する犯罪行為が増えているので、届出受理に際して免許証など顔写真のある身分証での本人確認を怠らないよう、法務省などから通達が再三出ているはず。事務処理の規定通りに本人確認をしていれば、認知の届出が虚偽だと見抜けた可能性が高い。
改正前の胎児認知だから戸籍法改正とは別、とのご意見もあるが、改正戸籍法での認知手続について、いくら法令で厳しい規定を設けても、現場窓口が手順を守らないのでは尻抜けである。外国からの日本乗っ取り陰謀説の自称憂国の士に掻き回されないよう、窓口での届出受理の手順を今一度見直して欲しいものだ。
アラマ、今度は fuka_fuka さまともカブッてしまった・・・。
昨年に戸籍法関係の改正があって、代理人での届出について規定が厳しくはなっているのですが。ただ手続が厳格化された改正は昨年5月施行で、この偽装認知はその改正前の1月ですし・・・ブツブツ・・・。
(我々士業者の代理請求・職務上請求なども、昨年5月からの改正により、市町村窓口での謄本請求や所得証明の請求の代理手続などが、チト面倒になった個人的な恨みの思いが少しある)
最近は、偽造運転免許証や偽造健康保険証で、提出者本人を偽装する手口がはやっています。不動産登記の保証書まで同様の手口がはやっています。公務員の受付担当のみなさん気を付けてください。お医者さまも偽造健康保険証にご注意を。
>服役中の男の名前での偽装認知ということは、市役所に現れたのは服役者を装ったニセ者か、或いはニセの委任状を持った代理人ということになる。
一点・・・。
服役中の男の個人情報をいかにして市役所の戸籍課は入手するのでしょうか??
市役所の戸籍課には、日本中の人間の収監情報が集まるようにはなってませんが(^^;
あっ、追加です。
>届出受理に際して免許証など顔写真のある身分証での本人確認を怠らないよう
免許証やパスポの写真と言うものは結構あてになりませんし、(自分の免許等の写真を見てください。現在の自分の顔と全く同じでしょうか(^^))偽造パスポや免許証も金を出せばありますから。
>自分の免許等の写真を見てください。現在の自分の顔と全く同じでしょうか(^^)
♪就職~が決まって~髪を切っ~てきたとき~
米国のイミグレで別室に通されたo(;△;)o
最近都内某区から別の某区に引っ越しを行い、当然転出と転入の届けをしたのすが、本人確認の慎重さが全然違って少々驚きました。
なにしろ転出元ではテーブル越しにお互い着席して、元の住所周辺のランドスケープについて10分近く根掘り葉掘り聞かれましたからね(窓口職員の教育も大変だ)。その代わりに大層な長蛇の列。
一方、転入先は免許証の確認と番号のメモを取っただけ。その代わりに列は皆無。
犯罪組織はあそこの自治体の窓口は甘い、あそこは厳しいと情報交換してるんでしょうねえ。
>服役中の男の個人情報をいかにして市役所の戸籍課は入手するのでしょうか??
>届出受理に際して免許証など顔写真のある身分証での本人確認を怠らないよう
別に服役している否か、法務省矯正局に確認しろというわけではありません。(実際に懲役刑に服しているか否か確認する方法はありますが、悪用されると困りますので、此処ではわざと触れません。公務員の任免や我々社労士などの士業者には、その欠格基準として、禁固以上の刑に処せられまたは刑の執行を終えて○年を経ない者、という条文規定が関係する多くの法令にあります。このことは欠格者かどうか確認する、すなわち禁固や懲役で服役してその執行が何時終えたか、調べる術があるということです)
認知の届出は、原則として子を認知する父親本人が行うことになっています。その際に、戸籍係が届書を持参してきた者に運転免許証・健康保険被保険者証・遠近手帳等の、氏名住所声生年月日等が記載された公的機関が発行した身分証の提示を求めるなど、戸籍記載の本人であることを確認できてから受理し、戸籍簿に届出事項を登載することが、多くの自治体では窓口事務取扱規則として定められているはずです。
つまり本件では名を語られた服役者本人が、東久留米市役所に出向いて届出することが原則となりますので、服役中の本人が東久留米市役所に出向くことは不可能ですから、誰かニセ者が出向いたか、それとも委任状をでっち上げた代理人が届出を行ったハズです。
ということは、受け付けた認知届に記載された者の姓名が、提示された運転免許証などの身分証に記載された姓名と一致していれば良し。証明書を持っていないなどの場合は住所などから住民登録や市町村民税の台帳などと突合するなど、出来得る限り届出人が「戸籍記載の本人」と同一人であることを確認するよう、窓口での事務取扱規定が定められている市町村が普通です。
なお、ニセの婚姻届や養子縁組届の悪用などがここ数年頻発しており、法務省と総務省からもこうした戸籍窓口での本人確認を強化するよう、再三の通知通達が出ています。特に行政書士や我々社会保険労務士などに発行されている「職務上請求書」の未記入の白紙が、裏社会の人間に売られて悪用されたりした事件もいくつか起こり、昨年春からはそうした士業者が代理しての戸籍手続でも身分証確認が大変厳しくなっています。
ただし、こうした「本人確認の強化」もNo.42 fuka_fuka さまが仰るように、役所の窓口にて強制的に審査したり、怪しい届出を不受理または留保扱いにして再調査(例えば届出人の住所氏名が虚偽でないかどうか、実際に訪問や郵便電話等で確認できるまで戸籍簿への記載を留保するなど)する権限は与えられていないのが現実です。法的に「届出」では不備がない限り受理しなければならず、戸籍の場合は受理=即戸籍簿への届で事項(本件では認知の事実)の記載です。戸籍手続は、申請と認可(許可)という手順になっていません。
故に私も「認知の届出が虚偽だと見抜けた可能性が高い」と№43で書きましたし、No.42で fuka_fuka さまも「制度設計に重大な問題があると思います」と書かれたのあh、正にこの点を言われているものと推測します。
今回の事件では、身分証の写真だけが問題なのではありません。東久留米市役所の窓口担当者が今少し丁寧に本人確認作業を行っていれば、戸籍の服役者とは別人のニセ者が届出たと見抜ける可能性(現状ではあくまでも可能性であって完璧にではありません)はあったと思います。
大変長い解説となりましたが、私の言わんとすることがご理解頂けたでしょうか。
ちなみに運転免許証は「ある部分」を40~80倍ペン型ルーペで見れば一発で偽造かどうかわかります。これを突破するには1台数千万円の精密コピー機が必要ですが、精密コピー機はソフトウエアで紙幣や運転免許証のコピーは弾かれます。このソフトウエアを改ざんしようとするとマシンOSが自動的に消滅してしまいます(漫画「ギャラリーフェイク」ではできるようなシナリオ設定ですがマンガだからですw)。
偽造を考えている方にご参考まで。
事故レス
×:運転免許証・健康保険被保険者証・遠近手帳等の
○:運転免許証・健康保険被保険者証・年金手帳等の
>No.49 ふみ さま
>犯罪組織はあそこの自治体の窓口は甘い、あそこは厳しいと情報交換してるんでしょうねえ。
仰るとおりでしょう。我々社労士だって、年金請求の依頼人の代理として戸籍謄本や所得証明などを代理請求する機会は多いですが、身元確認が甘い市町村はどこだとか、逆にアソコは厳しくて委任状の書式や記載内容からしてうるさいなど、チャンと情報交換してますもの。
闇の世界の代理人が、そうした情報を知らないはずがありません。東久留米市が本籍地(戸籍原簿がある)の人間を、虚偽の認知届の父親に選んだのも、もしかしたらアノ市役所は甘いからという情報を得ていた可能性は否定できません。ただ犯人(中国人カップルと裏の社会の中国人代理人)にとって、父親として名前を使った日本人が服役中で、それが虚偽の認知届の動かぬ証拠になったのは、もしかしたら計算外なのかも知れません。(この服役者は名前を使われたことすら知らなかったそうですね)
>大変長い解説となりましたが、私の言わんとすることがご理解頂けたでしょうか。
法務業の末席様、お手数をおかけし申し訳ありません。
>このことは欠格者かどうか確認する、すなわち禁固や懲役で服役してその執行が何時終えたか、調べる術があるということです
分かりにくくてすみません。調べる術があるか否かということではなく、特定の人に関して、「本件の申請者は収監中であり、実は偽者なのではないか」という疑いを持って、積極的に所定の手続きを踏んで調べない限り、収監者情報を常日頃から持っている訳ではないという意味だったんですが・・・。(一応私も元公務員ですので、そうした手続きがあることは知っております)
しかも、当人が収監中かどうかということは、本人確認の中では、かなりレアなケースに入る(つまり、「こいつは偽者だろう」という強い心証を持って、当人が塀の中にいるんじゃないかというような確度の高い情報を得て、申請者が当人であることを否定するために行うような・・・)ものだと思いましたので。もちろん、そうした手続きを取って見抜く「可能性」はありますが。
>東久留米市役所の窓口担当者が今少し丁寧に本人確認作業を行っていれば、戸籍の服役者とは別人のニセ者が届出たと見抜ける可能性(現状ではあくまでも可能性であって完璧にではありません)はあったと思います。
そのこと自体は仰るとおりで、もちろん見抜ける可能性はあったと思います。「今少し丁寧に」というのが難しいところで、丁寧にやればきりなく丁寧にできますが、丁寧にやりすぎれば事務作業に遅滞を招き、様々な問題が生じます。
当該案件が、通常の確認作業レベルで見抜けた(つまりミスか手抜き)のか、それともかなり念入りに手をかけないと見抜けなかったのか、そこが分からないので、私は一概に窓口を非難する気にならなかったのです。
同市窓口の事務執行の問題なのか、制度上の問題なのか、そこの整理がまず必要ではないかと。
私の方も、奥歯に物が挟まったようなコメントで申し訳なく思います。
>同市窓口の事務執行の問題なのか、制度上の問題なのか、そこの整理
このご指摘については全く異論がありません。法令規定など制度上の問題については、fuka_fuka 様も同様のご指摘をされてますが、現行もまだ不十分と思いますが、虚偽認知の届出がなされたいや昨年1月の時点では、やむを得なかったかなと思わない訳ではありません。
ただ、No.49 ふみ 様へのレスとして№52に書きましたが、我々社労士でも窓口チェックの厳格さの情報交換はある程度行われています。あくまでも一種の感覚的印象やウワサや伝聞情報の類が殆どですので、特定の市町村名の言及は避けますが、逮捕された闇の代理人なども同じような情報交換はしていると思います。
私が「東久留米市役所の窓口担当者が今少し丁寧に本人確認作業を行っていれば」と書いたのは、そうした実務者としてのある種の感想だと思って下さい。あくまでも伝聞やウワサに基づく感想だから「ニセ者が届出たと見抜ける可能性はあった」という自分の思いを書きました。再度お断りしておきますが、この感想や思いは私個人の心の印象であって、決して明白に証拠立てて断じているものではありません。
その点では「一概に窓口を非難する気にならなかった」というじじい様のコメントの方が理に適っているかと思います。この辺に関しては自分でも少し書きすぎたと思う部分もあることは、正直に告白しておきます。そしてじじい様の「制度上の問題なのか」というご指摘には、私も異論はございません。制度的にもっと手順を厳しく明確に定めるべきと思っております。
ただ、東久留米市役所での認知届出には、戸籍上の本人は服役中で窓口に出頭していないのが確かです。ということは窓口で「運転免許証を拝見」とやっていれば、成りすましのニセ者は精巧な偽造免許証までは用意していないと思いますので、何らかの不審点は暴露したのではないかと推測します。
また、今回の届出がニセの委任状(本人が服役中なんだから委任状も偽造に決まってます)を持った代理人の届出であっても、丁寧に本人確認をすれば防げます。例えば「委任状の本人に電話確認させて頂くこともありますので、電話番号を教えて下さい」と窓口で聞くだけで、普通はニセ者は「いや出直して来ます」と言い捨てて逃げ出します。
(私の近辺で、我々士業者の身分証と委任状を提示しても、このように窓口応対する自治体が実際にあります。その為その自治体に持参する委任状には、私は本人の自宅電話番号を記載して提示するようにしています。こうした自治体ごとの窓口姿勢の厳格さなどを、我々仲間内で情報交換することがあります)
なお、行政窓口での本人確認は、原則として運転免許証に限るとしている自治体が増えています。その上再発行か住所の変更が為されていないか、ケースから抜き出して表裏の両面を確認するようマニュアル化される傾向です。我々士業者も写真入りの身分証が所属する士業会(労務士会とか司法書士会など)から発給されていますが、昨年5月から政省令が改正されて運転免許証も合わせて提示しないと、士業界の証明書だけでは戸籍窓口では受け付けて貰えなくなりました。
こうしたことから日本では運転免許証が実質的なIDカードになりつつあり、精巧な偽造免許証は闇ルートで数十万円が相場です。また健康保険証は住所が保険証を交付された本人が裏面に記入することになっているため、住所氏名の本人確認としては認めない自治体が急速に増えています。もっとも健保証は再発行が容易であるため、裏社会では本物が1枚2~3万円程度で取引されています。裏社会に売り払った被保険者は、紛失届を出して再発行してもらうのです。その為に再発行申請を何度も繰り返す者には、窓口での対応が厳しくなっています。
以上、現場での最近の実態も交え、私の考えを補足説明しておきます。
また、不特定多数の人間が閲覧できるブログ投稿欄であることを考慮すると、書きたくても書けなかった実例や知見も在ることをご理解下さい。
度々すみませんm(_ _)m
>また、不特定多数の人間が閲覧できるブログ投稿欄であることを考慮すると、書きたくても書けなかった実例や知見も在ることをご理解下さい。
それはもう、十分想像しておりましたです、はい。
私も本人確認を要する申請事務を扱ったことがありますので、いくつか事例を挙げればいいのでしょうが、守秘義務(今もかかってます)のため叶わず、まわりくど~い話となっておりますことをお詫びいたします。
また、本人確認手法等についてこれ以上詳しく言及すると、犯罪者を利することにもなりかねませんので、この辺で自重しておきます。
ありがとうございましたm(_ _)m