監禁容疑で逮捕の男女3人、処分保留で釈放(asahi.com 2009年3月5日0時36分ウェブ魚拓)
会社役員の男性をマンションに監禁、暴行したとして逮捕監禁致傷容疑で逮捕、送検されていた男女3人について、札幌地検が処分保留で釈放したことが4日、わかった。札幌地検は釈放の理由を明らかにしていないが、捜査は継続するという。
「処分保留」ですからまだ処分を決定されていませんし、地検は「捜査は継続する」と言っているようですが、処分保留で釈放された事件のほとんどは起訴されません。嫌疑不十分で不起訴になるのが普通です。
逮捕勾留された被疑者が釈放後に補充捜査の結果起訴されるのは例外的だと言っていいと思います。
そのような実情を踏まえて
札幌南署によると、会社役員は1月末、栄養失調で肝機能障害になり、一時、意識不明の重体になった。「1日一食しか与えられず、寝る時は足かせと手錠をされた」などと訴えていたという。一方、逮捕された3人は「手錠や足かせは合意の上だった」と話しているという。
このような報道を読みますと、かなり事件報道としてかなり問題ではないかと思います。
これは、札幌南署による情報です。
この情報だけからしますと、「地検はどうして起訴しないんだ。」という気になります。
「栄養失調で肝機能障害になり、一時、意識不明の重体になった。」というのはかなりの異常事態ですし、それが医師の診断書等によって客観的に立証できるのであれば、被害者の供述はかなり信憑性がありそうな感じがします。
しかし、それにもかかわらず地検が起訴しなかったということは、被害者の供述の信憑性に疑問を投げかける別の証拠の存在の可能性を窺わせます。
もしそうであれば、記事の最後に警察情報という偏った情報不可することによって、被疑者らを犯人として不当に印象づける記事になってしまっている可能性があります。
刑事司法では、灰色は白です。
朝日はそれを黒に見せかけようとしていると言わざるを得ません。
釈放された被疑者らが将来、嫌疑不十分として不起訴が決定した場合、この記事はどういう結果をもたらすことになるのでしょう。
札幌地検は釈放の理由を明らかにしていないが、
ということであれば、この種の報道はもっと慎重であるべきではないかと思います。
ただし、地検の対応については別の見方もありますけど。

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