病気で黒ずきん姿の高校生へ警官「お前はタリバーンか」(asahi.com 2009年3月7日6時20分)
この報道の意図はなんなんでしょう?
紫外線を浴びると皮膚が炎症を起こすポルフィリン症のため、黒いずきんをかぶって自転車に乗っていた鳥取県境港市の男子高校生(18)に警察官が職務質問した際、「お前はタリバーンか」と発言し、ずきんを取るよう求めていたことがわかった。
黒いずきんをかぶって自転車に乗っていた若い男性に対して、職務質問をしてずきんと取るように求めたことが問題なのか、その際に「お前はタリバーンか」と発言したことが問題なのかどちらなのでしょうか?
「黒いずきんをかぶって自転車に乗っていた」というのは一般的には「怪しい」と見てもおかしくはないと思います。
つまり、職務質問自体には特に問題はないと思います。
そして
高校生がその場で病気を説明したため、ずきんは取らずにすんだ。
というのであれば、この警察官はちゃんと聞く耳を持っていたことになります。
では、「お前はタリバーンか」と発言したことがどの程度問題かというと、これは個人的な感覚の問題だと思われますが、それほど目くじらを立てるほどの発言とは思いません。
私としては、この記事が悪者に知恵を付けることになることを憂慮します。
朝日の記者さんもそういう意識はありますよね?
報道にもプラス面とマイナス面があることを自覚して書いているのであれば、非難はしませんけど。

落合先生の方が、素直に見えます^^;)
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20090307#1236356854
「タリバン」が暴言という事の方が、問題だと思います。
いずれにしても自転車の二人乗りはいけないことだ。
あ、あの、そもそも「怪しい変な奴」の具体例としてタリバーンを持ち出したのは件のおまわりさんなのでして…
遠い異邦の団体とはいえ、タリバーンだったらやっぱり暴言じゃないかしらと思いますし…。近く本邦を顧みては、偉い公務員様に、お前は妖しい奴だきっと浅間(レースじゃなくて山荘の方)にでも行ってたんだろと言われたら傷つきませんか?
だいたい、プロのテロリストがポンニチと一緒にチャリの二人乗りするかよ、というのが真っ先に浮かぶ以下略
重度身障者の子供が転倒防護用のヘッドギアを付けて外出すると「オ◎ムの子」と苛められた暗い時期を思い出します。当時は、ちょうど身障者対応部署にいたものですから。m(_ _)m
どこかの政府高官もそうですが、立場に見合った発言をしないとバカにされますよ、ということでしょうか。
>この報道の意図はなんなんでしょう?
警察官が職務執行に際して、対象人物に向けて侮辱的言動をなしたことを問題視してるんとちゃいますか?
まぁヘリクツの言い逃れをするんなら「"タリバン"は差別語ではない」みたいな、ガキの弁解みたいな恥の上塗りも可能でしょうけれども。
例えば、相手が聞こえないフリをしたときに「お前は聾か」だとか、黙秘する相手に「お前は唖か」だとか、あるいは標識無視の違反ドライバーに「お前は盲か」などの言葉を投げかけたとして、果たしてそれらは「正当な職務執行」の範疇に収まることなんでしょうか。
・・・という話だと思いますよ。
「お前はタリバーンか」と言う言葉をどういうニュアンスで聞きますか?
私は、当該高校生に対しての発言としては、冗談の範疇と聞きます。
日本国内ではですが。
もちろん、タリバーンのメンバーがこのニュースを聞いてどう思うかは別問題です。
その場の雰囲気が分かりませんので、一般論的感覚に基づく意見です。
元記事からですが
>そのとき、この病気を知らなかった署員1人が「お前はタリバーンか。自転車はだれのものか」と強い口調で問い、ずきんを取るよう迫った
という描写が過剰な表現でないなら、
>冗談の範疇
とは受け取り難いシチュエーションではないかと思うんですが。(もちろん、記者が
もしかするとどんなときにでも(例え厳しく詰問している時でも)冗談を忘れないユーモア溢れる人なのかもしれませんが。
事故レスです。
「(もちろん、記者が」は消し忘れです。すみません。
>という描写が過剰な表現でないなら、
過剰な表現である可能性を感じます。
警察官が高校生の説明を受け入れていることを考えるべきです。
補足ですが
警察の(検事でもありますが)調書によく、「強い口調で」とか「語気するどく」とか「脅すような言い方で」というような記載がありますが、これらは原則的に「印象操作」だと考えています。
弁護士的にも検事的にもです。
つまり、本人に直接確かめてみないと判断がつきません。
モトケン先生、レスありがとうございます。
>警察官が高校生の説明を受け入れていることを考えるべきです。
たとえ冗談ではなく叱っていても、皮膚全体を頭巾で覆うというスタイルは、ふざけているにしてはかなり手が込んでいます(朝日に写真がありました)し、普通の不良の間で見られるような類の格好ではないことは見れば分かるでしょう。
ですから、本人が「私はポルフィリン症という病気で紫外線を浴びると皮膚が炎症を起こすのでこの頭巾を被っています」と説明すれば、理屈は通ってますし、自身に知識はなくても家族や学校に問い合わせるくらいはするんじゃないでしょうか。別にウソならそれから厳しく叱ってもいいわけですから。
もし、言うことを聞かずに無理やり外させて、実際に炎症を起こせば、それこそ“ごめんなさい”程度ではすまないのですから、「冗談」であれ「詰問」であれ、余程冷静さを失っていない限り、警察官ならその程度の「危機管理」はすると思うのですが。
当の高校生は冗談だとは感じなかったから、警察に抗議したり県議会で取り上げられてニュースになったのですよね?
いつも好奇の目で見られている者の立場は理解できないということですか…。
可能性の問題ですが、当該の警察官の主観においては、空気を和ませようとしてかフランクな冗談を言ったつもりになっているのかも知れません。
その可能性は否定しませんが、ごく一般的に誰かを指して「お前、タリバンみたいだ」というのは、ニュース報道などでごく普通の人がその名称から受ける「=テロリスト」の印象、さらにそれを言ったのが取り締まり当局の官憲であることを考えれば、悪意のベクトルを孕んだ(もっと言えば、先に書いたように「侮辱的」)揶揄と看做さざるを得ないと私は考えます。
ネガティブな評価がなされるようなものに喩えることは適切を欠いているんじゃないでしょうか。
これが例えば「お前は『影の軍団』の服部半蔵か」だったらまだマシだった・・・とも言えないか。当該の生徒はそれでもいい気はしないだろうなぁ、好きでそういうカッコしてるわけではないだろうから・・・
まぁ、なんといいますか、なんで余計な一言をいうんだろうなぁと思うのです。ストレートに「で、そのカッコの意味は?」と聞くんじゃ、なにか不足あったんでしょうか。
>泉谷滋 さん
>いつも好奇の目で見られている者の立場は理解できないということですか…。
これは、高校生が病気であるということを前提にしたご意見ですよね。
警察官が、高校生が病気であることを知っていたか容易に知り得たのであれば、警察官の無神経さや鈍感さは責められるべきかも知れませんが、そうでないのなら結果責任を問うていることになります。
>惰眠 さん
>当該の生徒はそれでもいい気はしないだろうなぁ、好きでそういうカッコしてるわけではないだろうから・・・
このご指摘も同様だと思います。
なお、私は警察官の発言を適切だったと言っているわけではありません。
県議会で取り上げるほどの問題なのかなという疑問を感じているだけです。
ええ、いずれにせよ服装のことを言われれば、当該高校生は不快感を抱いたろうと思います。
ですので、ある意味『結果論』の部分はあるんです。私も、その部分を批判(ないしは非難)するつもりは毛頭ありません。が。しかし。
ことさらに相手を嘲弄する必然性はないわけで、そういう態度で職務に臨んでいたとするならば「お前、オイコラ警官か」と指弾されるのはむしろ健全なんじゃないかと思うんですよ。
別のトピックにあった「舐められたらおしまい」はそのとおりですが、しかしその方便として「市民を見下し嘲弄し尊大に振舞う」のは(もしそうだとするなら)大間違いと思いますんで。
んで、県議会ならば、こういうことは得てして取り上げられては問題視されると思うのです。都道府県議会というのは、そういう所だというのが私の認識だったりします。
初めまして。以前から読ませていただいております。
モトケンさんのご発言の趣旨が、エントリ本文では「この報道の意図はなんなんでしょう?」と、報道に疑問を呈する形だったのに、No.16では「県議会で取り上げるほどの問題なのかなという疑問」と、移り変わってきているように思えます。モトケンさんは当初から「質問する議員も議員だし、それを記事にする報道も報道だ」という問題意識でおられたのでしょうか?
私は、この発言はたとえ冗談だとしても言ってはいけない類の言葉だと思います。病気への無知、イスラム教徒への偏見などが幾重にも重なっていないと、こういう発言はなしえないからです。さらに、そもそも冗談だったとしても、冗談を発するのが適切な状況下であったかについても疑問です。ですから、これを県民への権利侵害だととらえた議員が議会で質問することも、それが報道されることも適切であると思います。
読売の記事と合わせて記事から事件の流れを読むと
・昨年10月28日
(1)自転車の2人乗りをしていた生徒を見つけ
(2)署員の1人が「その変な格好をしたやつ、止まれ」と呼び止める
(3)職務質問した際、「お前はタリバーンか。自転車はだれのものか」と強い口調で問い、ずきんを取るよう迫った。
(4)高校生がその場で病気を説明したため、ずきんは取らずにすんだ。
・10月29日
(5)高校生と母親が病気を解説したDVDを持って米子署に改めて説明に行った(10月29日含め2度抗議に行った)。
(5)署長は母子に謝罪した。
(6)県警は病気についての知識を広めるため、このDVDをダビングして県内全署に配った。
・3月6日
(7)県議会本会議で議員が取り上げ、佐藤幸一郎県警本部長が「不適切な発言で遺憾に思う」と謝罪した。
2人乗りを注意したのですから、怪しい(と思われる)黒覆面についてもついでに問いただされるのは仕方がないことだと思います。警官の「お前はタリバーンか。自転車はだれのものか」からすると、自転車窃盗の疑いも持っていたようなので、黒覆面も悪ふざけか犯罪をする際に顔を隠すためにやっていると思ったのかもしれません。少年が病気であることを知らなかったのであれば、軽口が出るのも仕方のない状況ではないでしょうか。
知らぬとはいえ病気のため仕方なくしている服装を揶揄してしまったのですから、謝罪はするべきだと思いますが、謝罪して警察内で周知徹底することで済んだ話でしょう。(2度抗議に行っているということなので、1度目は警察の対応に至らない点があったのかもしれませんが)
何故最近になって県議会で改めて取り上げられたのかは記事からは分かりませんが、形式的な県警本部長の謝罪が重要なのではなく、世間に広く知らしめて(警察に限らず)同じ間違いを繰り返さない事でしょう。
この記事だけでは、警察をつるし上げるためだけに議会で取り上げたように見えるので、取り上げる必要があるのか?という疑問は感じます。もしそうであるなら議員何やってんだという話ですし、今後の対応策まで考えたのなら、そこまで書かないこの記事は何なんだ?という話になると思います。
この件、病気に関する知識だとか、タリバーンの表現とかの問題以前に、職務質問の方法としては落第ものですね。
職務質問は地域警察官の職務遂行に際しての強力な武器ですが、だからこそ、その行使に関しては十分な注意を払う必要があります。
具体的に言うなら、アグレッシブかつジェントリィ。
物腰は柔らかく、なおかつ不審点を見逃さない鋭い着眼点を持たなければなりません。
二人乗り自転車を止めるのに「オイそこの変な格好の奴止まれ」なんて最初から高圧的に出るのは明らかなミスです。
出だしから相手に警戒心や敵意を抱かせるような声かけは逆効果です。
表面上はにこやかに、外見上の不審点や不信な挙動を認めた際には、語気鋭く追求するのがセオリーです。
なので、惰眠さんの
>まぁ、なんといいますか、なんで余計な一言をいうんだろうなぁと思うのです。
には全面的に賛成です。
しかし、この件を安易な警察非難に用いようとするマスコミには同調せず、ポルフィリン症に関する理解の拡大と、難病指定の請願を求めるための活動につなげようとする男子学生とその兄の姿勢には正直頭が下がります。