小沢氏の秘書を解散総選挙が取り沙汰されているこの時期に逮捕したことについて、国策捜査だとか政治的意図があるとか言われています。

 しかし、検察は秘書を逮捕するに足るネタ(証拠)をこの時期に手に入れてしまったのです。
 検察の逮捕のタイミングを批判している皆さんは、では検察はどうすればよかったと言うのでしょうか?
 選挙が終わるまで逮捕を控えていろ、と言うのでしょうか?
 で、検察が選挙が終わるのを待って逮捕したら、批判はないのでしょうか?
 そんなことはないでしょう。
 よりあからさまな意図的な着手の遅延として、今よりもさらに厳しい批判を受けることになりかねません。
 検察は自民党を見限って民主党と結託した、という主張が出てくるのは火を見るよりも明らかでしょう。

 要するに政治家やその周辺に手を付けたら、どう転んでも何らかの批判が生じるわけで、そんなことを気にしてたら政治家を捜査の対象とすることはできません。

 国策捜査だと言って検察を非難する人たちは、要するに政治家を捜査の対象にするなと言いたいのでしょうか?
 それとも自分たちにとって都合のいい捜査をしろと言いたいのでしょうか?

 自分たちのいう国策捜査の対象になりたくなかったら、法律をきちんと守ってればいいんですよ。

追記
 このエントリについて、小倉秀夫弁護士は

 といいますか,政治資金規正法との関係でいえば,企業が直接国会議員の政治資金団体に寄付をするのではなく,一旦特定の政治団体に寄付をしてそこから国会議員の政治資金団体に寄付をするという形をとる際に,寄付者として大本のお金の出し手を記載しなければならないのはどういう場合なのか,という多分に法律解釈の問題だったりするので,この時期に突然「ネタ」が手に入るという性質のものではないようにも思えたりします。

 このような指摘をしていますが、本件が虚偽記載と言えるかどうかについては、「多分に法律解釈の問題」という以前に、献金の経緯はどうであったか、その経緯について西松建設側の誰と小沢氏側の誰との間でどのような接触があったのか、何回くらいあったのか、それぞれの機会においてどのようなやりとりがあったのかなどなどの具体的な事実関係の解明なしに法律解釈の問題は論じることができません。
 このような具体的事実を解明するためには相当長期間の地道な捜査が必要です。
 したがって、突然「ネタ」が手に入るという性質のものではないことは当然です。
 私も、突然「ネタ」が手に入ったとは一言も言っていません。


追記(その2)
 小倉秀夫弁護士が、さらに「微罪,以前に。」に反論らしきことを書いておられるのですが、反論の理由が何も書いてありません。
 理由なしの結論のみという再反論のしようがない印象操作だけというエントリなのですが、私自身の整理も兼ねて別館にエントリをアップしました。
 「微罪,以前に。」以前に

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コメント(107)

> 自分たちのいう国策捜査の対象になりたくなかった
ら、法律をきちんと守ってればいいんですよ。

まあその通りですが、与党側の意向が働いていたことを記者にばらしてしまった高官がいたりするわけですから(笑)

小沢も麻生も総理大臣にふさわしくないと考える人が70%だそうです。

>与党側の意向が働いていたことを記者にばらしてしまった高官がいたりするわけですから(笑)

結果、検察側は与党側もやらざるを得なくなったってのは悪くない話だと思います。あくまで結果論ですが。漆間氏自信はそんな高度な芸当出来ないとのもっぱらの噂ですけどw

> 与党側の意向が働いていたことを記者にばらしてしまった

これどこの記事のことでしょうか?
リンクが欲しい所です。
「与党側に捜査がこない」と言う記事なら有名ですが。

与党側にせよ、野党側にせよ
「捜査をするな」という圧力はありうるだろうけど
「捜査をしろ」って言う圧力ってどうするんですか、証拠を作るんですかね?

青山さんが日本の検察を北朝鮮や中国みたいな独裁国家みたいなのと同じと思わないで欲しい、と非常に怒ってました、同感です。

永田議員のメール事件の時もですがなんで民主党のくだらない言い訳は聞いてるだけで腹が立ちます。
あとマスゴミTVのものすごい偏向報道も。
ぎょうさんお金もらってるだけあってうちらとは一桁も二桁も感覚が違うみたい。

>「与党側に捜査がこない」と言う記事なら有名ですが。

ああ、少々言葉が不適切でしたね。要するに検察としては当初は金額などから見て小沢秘書のみを立件すると言うところまでを、うるまさんはご存じだったのでしょう。「与党側には情報が流れていた」と言うべきでした。m(_ _)m

検察側に対して。
タイミングを重んじて、犯罪事実があったのに時効が成立してしまったら本末転倒(不作為を責められる状況)ですし、嫌疑がある(或いは事の重大性や時機に鑑みて慎重な判断を下すとしてもなお、嫌疑をかけるのに相当有力な証拠がある)のなら捜査に着手するのは正当な職権の行使でしょうから、少なくとも犯罪事実の有無が法律上確定していない現時点に於いて、タイミングを殊更に問題視する(作為を責める)のは若干論点が違うような気がします。

世間の反応に対して。
「完全な白でなければ黒」とか「捜査が行われる=犯罪事実があった」みたいな、誤った感覚に由来する部分もあるようにも思えます。
有権者が、「完全な黒でなければ白」とか「判決確定までは無罪」とか、そのような刑事訴訟の仕組みをしっかりと抑えておけば、選挙への影響というものも比較的軽微に済むと思ったりもします。むしろ、捜査段階で選挙に大きく影響してしまうことの方が問題のような。。。

タイミングの件が言われていますが、私にはよく分からない議論でした。

総選挙終わった後に逮捕した方がよほど、民主党にとっても自民党にとっても問題になっていたと思います。政権交代を果たした後のスキャンダルですから、野党となった自民党は激しく攻め、国民だって解散総選挙を求めるに違いありませんし、内閣支持率も激しく落ちると考えられるわけです。

短い間に二度の総選挙を行ってしまう可能性があるわけなので、タイミングとしては今が一番よかったと思います。

>「与党側には情報が流れていた」

とすると疑問があります。

ケース1 正しい情報がリークされていた場合。

漆間発言からごく短期間に検察は「立件しないはずだった」二階氏の件を立件したことになってしまい不自然です。
そんなことが可能でしょうか?


ケース2 誤情報がリークされていた場合。

官房副長官に対して何故そんなことを検察がするのか意味不明です。


 結局のところ漆間氏は自分の経験(何しろ元警察庁長官)と公開情報から今回の件では自民党まで及ばないであろうと判断したのでしょう。
 その自説を「オフレコ」ということでついつい調子に乗って披露。w
 (検察からとった情報ならいくらなんでも不用意にもらしたりはしないでしょう)

 その後問題になってなみだ目。
 さらに、ご高説が間違っていたことが二階氏の逮捕で証明されて泣き面に蜂。

 そんなところだと思っております。

> 二階氏の逮捕

 会期中ですから、ちょっと難しいだろうと思います。

あ、何故か脳内では逮捕されたことになっていました。>二階氏

訂正ありがとうございます。

>要するに政治家やその周辺に手を付けたら、どう転んでも何らかの批判が生じるわけで、そんなことを気にしてたら政治家を捜査の対象とすることはできません。

だからこそ、検察は自分達の動きがどのような影響を及ぼすかについて慎重でなければなりません。
国策捜査を疑われている時点で検察は失敗しているんです。
どう転んでも批判されるというなら、まず回避しなければならないのは、検察そのものに疑いをもたれることです。
検察への疑いは、容易に検察権力に対する不信に転嫁します。
つまり、「こんな連中に検察という強大な権力を与えていいものか?」ということになるでしょう。
検察はただ犯罪者を捕まえていればいい機関ではないんですよ。
「巨悪を倒す」という単純な正義感で動いてもらっては困ります。

国策捜査を疑われている時点で検察は失敗しているんです。

国策捜査を疑われる事を恐れるような程度の方々に、強大な権力を与えたくはないものですね。

 政治資金規正法違反は犯罪ではないとおっしゃるのでしょうか?

違法であるからには犯罪でしょう。
その上で私は「検察はただ犯罪者を捕まえていればいい機関ではない」と思いますね。

>国策捜査を疑われている時点で検察は失敗しているんです。

 政治家やその周辺に手を付ければ必ず「国策捜査」という批判は出ますよ。

 となると、政治家絡みの捜査は常に失敗ということになりますね。
 そう思う人がいて悪いとは思いませんけど、要するにに検察は政治家に手を出すな、という意見に聞こえます。

私は必ずしも検察が正義の体現者であるべきだとは思いませんね。

>私は必ずしも検察が正義の体現者であるべきだとは思いませんね。

 誰かこのブログでそんなことを言った人がいますか?

自己レスですが、「正義の体現者」という意味を確認してからレスすべきでしたね。

で、じゃ、検察はどうすべきなんですかね?

> 誰かこのブログでそんなことを言った人がいますか?


しまさんは
「検察は批判を気にせず悪を摘発する仕事に邁進すればいい。批判を気にするような人はいらない」
と言っていると思いましたが。

それは検察という機関が宿命的に持つジレンマではあります。
検察は政治に影響を与えてはならないにもかかわらず、政治家の捜査は確実に政治に影響を与えてしまう(本当に犯罪をしていてもしていなくても)。
じゃあどうしたらいいかといえば、結局はいかにバランスを取るかという問題になります。
事件がどれだけ政治に影響を与えるかは個別に判断するしかなく、だからこそ検察は動くに当たってその影響に留意しなければならないのです。
よって、「犯罪なんだから逮捕するのは当然」というのも、「検察は政治家に手を出すな」というのも、どちらも検察には望ましくありません。
まして「検察は巨悪を倒す正義の味方」などという単純思考は邪魔になるだけです。

国外で研究員をしている、Particlesと申します。
モトケンさんのブログはよく拝見していますが、初めてかきこみ(質問し)ます。

モトケンさんは、前のエントリーで
「検察が国民の目を気にしていること」
および
「検察は大物をターゲットにする時は、当然のことながら慎重であること」
をのべていらっしゃいました。

それに関連して質問なのですが、まず
1. 検察は「国外からうける印象」は気にするものなのでしょうか?
というのも、政治的なゴタゴタは国の印象を悪くすることはあっても、よくするものではありません。かといって、政治家はそれでは治外法権にすべきかといえば、もちろんそんなことはないと思います。それ故に「明確な証拠」がなければ公の捜査をしない、という考えは至極当然だとおもうのです。どれほどまでに「明確な証拠」を検察が手にしているかまだ公にはなっていませんが、国外からの印象をよくするために、より明確で誰にでも納得できる捜査にしてもらいたいと私はおもっています。通常、ここまで大きな事件であれば検察はそこまで考えて捜査しているのでしょうか?今回の捜査のレベルが低かったがために、日本の政治、検察のレベルがタイやミャンマーと同じレベルにみられることがあれば、それは大変残念なことだと思いますので、私は明確な結論を望んでいます。

2. 今回、検察がどれほど「完全な証拠」を手に入れたか、はやはり裁判になるまでわからないのでしょうか?
マスコミ報道しか読んでいませんが、「請求書があった、なかった」など基本的なところで話が混乱しており、一週間近くたつ今でも、いまだ話がみえてきません。これが、裁判を前にした検察側の隠匿戦術ならばいいのですが、そうでない場合、つまり結果的に証拠が不完全であった場合、検察の捜査方針に疑いを持たざるを得なくなります。一般国民としては、捜査をした検察に証拠を明示してほしい、とおもうものなのですが、それはやはり裁判までまつ必要があるのでしょうか?

まったく自分の意見を書かないのも失礼かもしれないので、すこしだけ。
国策かどうか、は私にはわかりません。が、ここまで大騒ぎすべき事件であったのか、ととわれれば、そうではないのでは?と感じられます(金額多寡、実際のナマナマしいやりとりの証拠音声の有無などから)。また、検察が問題としてするシステムを考案したと報道されている方(T氏)に捜査の方針がいかない(これからいくのかもしれませんが)、など「理系的単純な発想」からすると不思議なところも残っています。

長々と失礼しました。

私は「正義」とか「悪」と言う主観的な言葉を使ってはおりませんが。逆に、黒田さんの方は「正義」とか「悪」という言葉を多用しています。

まして「検察は巨悪を倒す正義の味方」などという単純思考は邪魔になるだけです。

あなたの脳内だけの思いこみで物事を批判したり判断したりすることは止めた方がいいと思います。

事件がどれだけ政治に影響を与えるかは個別に判断するしかなく、だからこそ検察は動くに当たってその影響に留意しなければならないのです。

いや、いつ動いても政治に大きな影響を与えますよ。つまり、影響に留意しろと言う事は、政治家に対しての捜査を禁止しろと言っていることに他ならないのです。


と言うかですね、政治的な影響に関しては、検察は本来考える必要はないのです。国民が理想的な状態であれば、秘書が逮捕されたり、起訴されたところで政治的な影響はゼロな訳です。有罪になった時点で、気にすればいい。今の時点で民主党の支持率が下がっているというのは、これは国民に問題があります。


検察は「起訴するべき時に起訴する」「起訴できるだけの証拠が集まったら起訴する」事が仕事だと思いますので、それを粛々とこなせばいいだけの話であって、影響は検察が考えることではないと思うんですよね。

しま様
横からすいません。

>国民が理想的な状態であれば、秘書が逮捕されたり、起訴されたところで政治的な影響はゼロな訳です。

仰る通りです。
マスコミが騒ぎすぎで、無理やり政局の具にしようとしているように見えますし、世論調査での民主党支持が10P以上も急降下する(信頼の確度はわかりませんが)のは異常です。
政治は、移ろい易い、ただの人気投票のようなものなのでしょうか。あれだけ蹴落としていた麻生内閣の支持率が9Pも一気に跳ね上がるのも、なんだかな~と、この調査はほんまかいなと思いました。
これだけマスコミが煽れば、逮捕=悪、という短絡思考は、どんな問題にせよ、世間に蔓延ったままでしょう。
(今回の結果はまだ分かりませんが、逮捕された当事者は、どんな立場の人であれ、たまったものではありません)

>粛々とこなせばいいだけの話

同感です。
様々な邪推は限がありません。

>自分たちのいう国策捜査の対象になりたくなかったら、法律をきちんと守ってればいいんですよ。

きちんと守っている政治家がどれくらいいるのでしょうか?ほとんどは灰色ではないでしょうか。それより、検察の裁量が大きいことが問題です。本当かどうかわかりませんが政権からの圧力で立件を見送ったといわれる事件も多々聞きます。
法律が厳密に適用されれば、グレーゾーンのソープやパチンコ、スピード違反など、いくらでも逮捕することができるわけで、事実、麻生邸拝見ツアーやビラ配りだけで逮捕している例もあります。新聞記者にぺらぺらリークしている関係者とやらは厳密に法律を適用すれば守秘義務違反でしょう。
なにが気持ち悪いかというと、国民の監視できない検察役人がある意味、最も大きな権力であるということです。

>本当かどうかわかりませんが

 嘘だったらどうしますか?
 少なくともあなた自身が本当だと思う根拠に基づいて批判しないと批判の体をなさないですよ。

 この点は私もそういう例はあると聞いてますので、検察が批判されるべき場合はあると思います。
 しかし、あなたのあげられた例はいずれも、「検察が犯罪があるのに立件しない場合」です。

 今回は、「検察が犯罪があると考えて立件した場合」です。

 個々の事件に対する検察のスタンスの問題として、権力を行使する場面の問題と行使しない場面の問題を同列に論じるわけにはいきません。
 
>法律が厳密に適用されれば、グレーゾーンのソープやパチンコ、スピード違反など、いくらでも逮捕することができるわけで、

 いくらでも逮捕できるわけがありません。
 逮捕するためには証拠がいるのです。
 法律を厳格に適用するためには適用するための証拠がいるんですよ。
 スピード違反の検挙(厳密に言えば逮捕に限らない)を例にとりましょうか。
 たぶん、日本で車を運転しているドライバーのほとんどはスピード違反をしているでしょう。
 制限時速50キロの道路で50キロ以下で走っている車を見つけるほうが難しいかも知れません。

 では、検挙の影響を度外視するという前提で、スピード違反者を全員検挙できるかというと、物理的に不可能です。
 検事よりはるかに数が多い警察官ですが、その警察官を全員スピード違反捜査に動員したとしても全件検挙は不可能です。
 人員が足りないからです。
 レーダーが一台あれば一件のスピード違反を検挙するのは簡単な(と言ってもかなり厳格な条件設定があるんですよ)スピード違反でもそうなんですよ。
 考えてみれば当たり前でしょ。

 そして今回の西松建設の不正献金事件のような事件では、1件立件するのに途方もない手間暇がかかります。
 それを「検察の裁量が大きいことが問題です。」と簡単に言ってのけるあなたは、捜査の現場を知らないとしか言えません。
 捜査の現場を知らないことは一般市民として当たり前ですから批判も非難もしませんが、自分は現場を知らずにものを言っているという自覚くらいはもっていただきたいと思います。

 もう一度言いますけど、刑罰法規を適用するためには、極めて厳格な証拠が必要なのです。
 そしてその証拠を集めるためには、多大な人的物的資源と時間とそして幸運が必要なんですよ。
 検挙される側にとっては不運ですけどね。

 あなただけでなく、ほとんどの方は証拠収集の決定的重要性とその困難さという問題をまったく考慮せずに検察を批判しています。

>1. 検察は「国外からうける印象」は気にするものなのでしょうか?

 あまりにも抽象的な質問で、答えにくいですけど、いずれにしても、あんまり気にしないんじゃないかなと思いますよ。

>2. 今回、検察がどれほど「完全な証拠」を手に入れたか、はやはり裁判になるまでわからないのでしょうか?

 そうですね。
 ところで「完全な証拠」というのはどういう意味でしょうか?
 被告人を有罪にするに足る証拠という意味では、検察はそれを法廷で明らかにする必要があります。 
 起訴以前の段階でそれらを明らかにすることはありません。
 罪証隠滅のおそれがあるからです。

>国策かどうか、は私にはわかりません。が、ここまで大騒ぎすべき事件であったのか、ととわれれば、そうではないのでは?と感じられます

 政治資金の透明性を確保すべきという要請をどの程度重視するかによって結論は変わると思います。
 検察は、重大視したわけです。
 マスコミが検討すべきはその点だと思うのですが、日本のマスコミはそんなことより国策捜査というレッテル貼りのほうがお好きなようです。


民主党の人が「国策捜査だ!」と声を荒げれば荒げるほど、
選挙前に捜査が行われて良かったとつくづく思います。
民主党が政権をとった後では、小沢氏への捜査は確実に潰され自民党議員だけが捜査されて「確実に立件・そして有罪」とされたことでしょう。

>きちんと守っている政治家がどれくらいいるのでしょうか?ほとんどは灰色ではないでしょうか。

いや、ですから想像はいろいろできるんですよ。でも、わっきい様は政治家のほとんどがクロ又は灰色という何か明確な証拠をお持ちですか?多分、お持ちじゃないでしょう。

それでもわっきい様や我々のような一般人は想像だけでいろいろ批判したりはできますが(やり過ぎると名誉毀損とかの問題は出ますが)、検察は明確な証拠がなければ想像だけでは動けないんですよ。それだけの違いです。その点は、モトケン先生らが既に説明されていると思います。

むしろ検察・警察が我々素人のようにいろいろ想像をたくましくして、イメージだけで何の証拠もないのに、手当たり次第に捜査の対象にしていったら、それの方がよっぽど恐ろしいでしょう。下手をすれば検察ファッショなんていわれたりしますよ。人手も足らなくなるし。

>なにが気持ち悪いかというと、国民の監視できない検察役人がある意味、最も大きな権力であるということです。

え~と、検察審査会って知っていますか?あれは外部から検察の判断をチェックする機関ですが、構成員は国民ではないのですか?それに犯罪白書など各種統計も出てますよ。

検察に限らずどんな役所でも中が良く見えないことが問題なんだろうと思います。そのためにはやはり政権交代が重要なんだろうと考えます。
・・・・待てよ、そうすると政権交代されたら困る連中が裏から指示したという憶測も。

素朴な疑問です。専門家の方に教えていただきたくて書き込みします。
産経新聞のWEBに以下のごとく書かれていました。
「民主党の小沢一郎代表の公設秘書が逮捕された政治資金規正法違反事件で、参院民主党が「意図的な情報操作が行われている可能性がある」として、参院議院運営委員会に樋渡利秋検事総長を呼び、事情聴取を検討していることが9日、分かった。」

私は検察の方があの小沢さんの関係者を逮捕したからには非常に慎重に捜査をしてしっかりした証拠もあったからだと思っていますし、この時期になったのは時効が迫った件もあったからだと理解しています。
捜査の状況について新聞があれこれ書いているのをリークしているとして聴取したいのかもしれませんが、本当に検察の方からのリークなのか、憶測なのかすらわからない状態だと思うのです。

疑問に感じるのは2点、
本当に検察の方が捜査の経過をリークすることなどあるのでしょうか。
また、自党の関係者が逮捕された案件について議会に検事総長を呼び出して事情聴取をするというのは司法への介入には当たらないのでしょうか。
単なるバラエティ好きの主婦ですが、まだ捜査中の事件に対して捜査している側を力があるのをいいことに国会に呼び出しておおっぴらに圧力をかけようとしている様に思えて仕方がないのです。普通の主婦が逮捕されても検事さんを議会に呼び出して事情聴取なんてできませんものね。
まだ検討している段階なので、質問するのは早すぎるのかもしれませんが。長い書き込みをしてすみません。

>国策捜査だと言って検察を非難する人たちは、要するに政治家を捜査の対象にするなと言いたいのでしょうか?

 ぶっちゃけ検察は何故小沢氏だけを立件したのかという一点の説明責任を果たせば済む事なんですが、それは捜査の都合上やはり出来ないんでしょうね。

 結局の所、起訴して裁判でその証拠を見ないと何とも言えない気がします。 で、その証拠が他の議員を立件しなかった証拠に比べて強力で無い物なら検察は批判されても仕方ないのではないですかね。

 ただ今日鳩山氏が言ってますが、捜査中の内容がこうもダラダラ流れますかね? 私的にはそれがどうも変な気がします。 まぁ~西松建設関係者筋ばっかりなので何処までが本当か怪しいものですが。(^^;;

>ぶっちゃけ検察は何故小沢氏だけを立件したのかという一点の説明責任を果たせば済む事なんですが、それは捜査の都合上やはり出来ないんでしょうね。

 現時点で「小沢氏だけを立件した」と過去形または完了形で言うのは時期尚早でしょう。
 現時点では優先順位の問題ですよ。
 優先順位に影響を与える重要な要素は、証拠と事件の規模です。
 証拠が固い事件のほうが優先順位が高く、規模(お金がらみなら金額)の大きい方が優先順位は高くなります。

 小沢氏の次は別の自民党の議員が視野に入っているという報道もありますね。

素人の考えです。
メディアの感情(や市民感情)と法律がとずれているように見えることはたまにあると思います。
今回メディアは「せっかく政権交代のチャンスが巡ってきたのに、検察は権力(政権党)の味方をしやがって」という「政治的な思惑」から「国策捜査」というレッテルを貼りたがっているように思います。
けれど政治とお金の問題は、与党であろうと野党であろうと、同じ基準で判断されるべきですし、今回はたまたま民主党側から着手したけど、自民党の方からも相当あやしい話がでてきていますね。
そういう風に考えてみると、モトケン先生が言われていたように、不用意な発言をしたあの政府高官は、ほんとにバカですね
他者に厳しい発言をする以上、自分はそれ以上に厳しく自らを律する必要がある、という当たり前のことを忘れている人が多すぎるように思います。政治家にも、メディアの人にも。

>本当に検察の方が捜査の経過をリークすることなどあるのでしょうか。

建前上はない。
事実としてあるかどうかは、検察官全員を24時間見張っているわけではないので、わからないとしか言いようがない。あるという噂もある。
その噂も、「警察官が捜査をリーク」に比べて耳にする機会が少ない噂ではあるが。

ただ、今回の漆間さんについていえば、「リーク」と呼ぶにはあまりにもお粗末な内容という感じがする。
まだガセをつかまされたor漆間さんがフカシたという方が、ありそう、という感じがする。
俺の主観だけどね。


>自党の関係者が逮捕された案件について議会に検事総長を呼び出して事情聴取をするというのは司法への介入には当たらないのでしょうか。

当たる危険はある。
捜査は裁判の準備段階に当たるので、司法(=裁判)そのものではないが、司法に準じる位置づけではあるから。
今回、参院民主党側もこれを考慮して、捜査そのものについて問いただすのではなく、
あくまでも、情報リークについて問いただす、としている。
また、検事総長も捜査の内容に関することについては証言拒否ができる。
これらを考慮すれば、まあ、司法の独立に反するとまでは言えないんじゃないかな、ギリギリセーフ。

ただ、自民党にも捜査が入りそうなふいんきの今じゃ、それは「リーク」ではなく「ガセ」かもしれないのであって、
で、ガセなら検事総長に事情聴取する必要はないわけだから、そーゆーことを強調すれば、司法への介入との見方もできる。
そしたらギリギリアウトね。

つまり、ビミョー。

いきなりの逮捕を批判する声も聞かれますが、もしかして「秘書の安全」を考えて早く逮捕した、というのはうがった見方でしょうか?過去にも秘密を抱えたまま「秘書」が「自殺」した、ということが何回かあったもので、ふっとそんなことを考えてしまいました。

それにしてもこういう事件が起きる度に思うのですが、政治資金の透明化、献金した側の業務と政治家の権限の問題(職務権限はなくても影響力がある場合はどうするのか)、とかいろいろ考えてしまいます。
オバマさんのように個人が候補者の政見に純粋に賛同し、ネットで献金する(お金の流れが明瞭で、献金者が政治家に経済的な見返りを求めない)というような「草の根民主主義」が羨ましく思えることがあります。
悪魔の事典風にいえば、今の日本の政治献金って「合法化された○賂」ではないでしょうか。

 うがった見方の偏屈です。

 秘書を在宅で調べて自殺した。
 総選挙をまっていたら公訴時効が完成し、政治家と関係者が処罰を免れた。

 というときに、マスコミはどう反応するかというと(以下略。

 まあしかし、「国策捜査」という言葉がまだ世間一般に知られていなかった10~20年前だったら、世間の大部分の人が、秘書が逮捕された報道が流れた時点で何の疑いもなく小沢さんのことを「悪」だと信じ込んだでしょうね。

 そう思えば、「これは国策捜査じゃないか?」と疑う意見があるのに対し、「そんなに安易に国策捜査なんて言葉を使うものではない」という異論・反論も出てくる現在って、実は健全なのではないかと私は思ってしまいます。

長野県知事方面で既に自殺者が出ていませんでしたっけ?
アレも確か西松から辿っての捜査で、在宅事情聴取でしたような・・・

> No.38 法務業の末席 様
横入りで恐縮ですが、ご指摘の通りかと記憶しております。
報道機関における定額給付金狂騒曲の演奏中だったので、あまり注目されてなかった可能性があるような気がしないでもなく。(汗
或いは当時の段階では国政の事案でなかったからかも知れませんが。

 御意です。No.39 thx-1138 さんのおおせのとおりの記憶です。つまりどっち転んでも、マスコミは叩くネタを見つけられそうです。自殺を偽装した国家的陰謀殺人という謀略論も出そうですが。

 昔から政治家がらみの事件ではキーマンの自殺が結構ありました。遺書のない自殺とされたものの多くは証拠隠滅目的で殺されたのだと思います。自殺でうやむやにしたかった人が多いでしょうから。田中元首相の運転手とかいろいろ。
 今回は秘書がキーマンですから自殺(殺害?)防止のために身柄を確保したのでしょう。

レスありがとうございます。
この件につきましてはブログ主様が別にエントリを立てられましたね。

ブログ主のモトケンさんは「明白に検察に対する圧力」としているよね。
俺と違って、
証人喚問の目的は、名目上は情報リークについてであって捜査そのものに影響を与える目的ではないことになっているけど、
実際上は捜査に影響を与える目的である。
と、認定したのね。
俺は名目をやや重視したけど。

ま、西岡さんの発言があまりよろしくない発言であることは確かだとは俺も思う。

同様の全ての汚職事件において、今まで検察は逮捕可能なネタを入手したその時点で、その政治的影響を一切考慮することなく即座に逮捕してきたか?

と言う命題ですね。
私はそうは思いませんけど。
もしかしたら逮捕に至らずにスルーした事例もあったかもしれませんね。
いずれにしても検証不能です。

 私がまだ高校~大学生のころ、T元首相が逮捕されて起訴され公判が進行すると、「政治的圧力」とマスコミが評する様々な政治家の見解が次々と(虚実織り交ぜたように)出た記憶です。当時の新聞の縮小版をご覧になるとよろしいかと。
 やはり代議士幹部まで行くと政治家の反発や検察攻撃はすさまじいものだな~、と他人事で感慨した記憶があります。それは、リクルート事件のときにも再燃現象(FB)したかとw

お返事、ありがとうございます。


>あまりにも抽象的な質問で、答えにくいですけど、いずれにしても、あんまり気にしないんじゃないかなと思いますよ。
少々驚きました。


>起訴以前の段階でそれらを明らかにすることはありません。
>罪証隠滅のおそれがあるからです。
当然のことだと思います。捜査があたえる影響というのは、捜査そのものにあるのではなくて、「捜査→(裁判で判決すらでてないのに)有罪」という、国民の少なからずのもつ単純な図式が問題になるわけですね。


>政治資金の透明性を確保すべきという要請をどの程度重視するかによって結論は変わると思います。
>検察は、重大視したわけです。
そうなのですか。マスコミにすっかり踊らされていたようで、この視点にはまったく気がつきませんでした(汗)。


最後に、No37のけんさんの
>そう思えば、「これは国策捜査じゃないか?」と疑う意見があるのに対し、「そんなに安易に国策捜査なんて言葉を使うものではない」という異論・反論も出てくる現在って、実は健全なのではないかと私は思ってしまいます。
には、賛成です。最終的に(事実と)あっているにせよ、間違っているにせよ、多様な意見がでる、つまり一つの意見が支配的になって他の意見を圧殺しないのは、健全な民主社会の必要要素だと思いますので。今回は、少々一方に偏っている気がしないでもないですが・・・。

しまさん

>私は「正義」とか「悪」と言う主観的な言葉を使ってはおりませんが。逆に、黒田さんの方は「正義」とか「悪」という言葉を多用しています。


しかしあなたは、検察はただ自分の仕事に邁進すればいい、とういことを言ってますよね。
それは
「検察は自らの正しさを疑う必要はない。政治に与える影響も考慮する必要はない。なぜなら検察の判断は常に正しいから。検察は正しさを示すことだけが仕事」
ということではないんですか。
つまり、検察は正義の体現者であるべきだとあなたは考えているんですよ。


>検察は「起訴するべき時に起訴する」「起訴できるだけの証拠が集まったら起訴する」事が仕事だと思いますので、それを粛々とこなせばいいだけの話であって、影響は検察が考えることではないと思うんですよね。


自民党だけが強力だった時代は、検察はただ権力者の不正の捜査に邁進していれば、国民からの支持を受けることができました。
たとえ「国策捜査」と批判されても、大物をやっつければ国民は拍手喝采し検察に味方しました。そうなれば国民の支持を失った政治家も陥落するしかない…。ある意味みんな単純だったんですね。
しかし、今回の事件によって、その流れが変化したことが明らかになったんじゃないんですか?
検察は国民の予想外の反発に苦戦し、もし国民を納得させるに足る証拠を出せなければ、一転して苦しい立場に追い込まれることになるでしょう。
これは今までになかった事態です。

Aさんに「ただ自分の仕事に邁進すればいい」
と言ったら

「Aは自らの正しさを疑う必要はない。周囲に与える影響も考慮する必要はない。なぜならAの判断は常に正しいから。Aは正しさを示すことだけが仕事」
と言ったことにされていた。

伝言ゲームだとか超解釈だとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


役人てのは自分の仕事を坦々とこなしてくれれば良いわけで、
勝手に「政治的正しさ」を追求されても困ります。
それは政治家の仕事です。
今回の件で言えば法務大臣が指揮権を発動しなかったのが悪いのです。(悪いとすればですが)
検察に文句を言うのは筋違いです。文句があるなら法務大臣にどうぞ。

タイミングそのものを批判しているというよりも、タイミングが問題視する前提があってのことだと思います。国策捜査としている人たちの意識としては、小沢さんの説明の通り、企業献金は政党支部で受ければ合法なんだから、そもそも実質企業献金という認識はないということを前提にしているのではないでしょうか(認識があってもさして悪質ではないとも思っているかもしれません)。さらには自民党側にも献金を受けている人もいることも頭にあると思います。それで、この選挙が取りざたされているタイミングで、それほど検挙する必要性があるとは自分たちが思っていない事案について、しかも(現時点では)小沢さんだけ摘発の対象にしたことをもって政治的意図があると判断しているように感じます。
捜査が進展して他の逮捕者が出たりしたときにどうなるでしょうかね。


国民が理想的な状態であれば、秘書が逮捕されたり、起訴されたところで政治的な影響はゼロな訳です。有罪になった時点で、気にすればいい。今の時点で民主党の支持率が下がっているというのは、これは国民に問題があります。

世論調査での民主党支持が10P以上も急降下する(信頼の確度はわかりませんが)のは異常です。

政治家がらみで逮捕となれば、それなりの証拠があると想像されるでしょうから、それを前提に判断してしまうのは仕方ないように思います。それに刑事上は疑わしきは罰せずですが、政治を信託する相手に対して疑わしきは罰せずでよいのでしょうか。相手選びは慎重になるはずで、疑わしきは罰する態度になっても悪くはないと思います。
また、逮捕だけでネガティブ反応していると片付けてしまうのもどうかと思います。人気投票だけで政治が決まるというなら良くないですが、政策云々以前に人間性など資質は重要です。国策捜査とか企業献金という認識なら政党支部で受けるなどの説明、代表辞任しないことなどを小沢さんや民主党の資質の判断材料としても悪くは無いでしょう。しかし、2大政党がどちらがより良いかではなく、どっちがより悪いかで争うというのは悲惨ですね。

 この問題を考える視点として、No.26でも書きましたが、

政治資金の透明性を確保すべきという要請をどの程度重視するか

が根本問題だと思います。

 重視する立場からは、「検挙する必要があるとは思っていない。」と考えること自体が間違いということになります。

 「国策捜査」という言葉を使った検察批判って、光市事件の時の弁護士批判と同じ匂いを感じます。
 要するに「空気読め」って言ってるように聞こえます。
 でも、空気を読んで、それによって起訴したりしなかったり、弁護したりしなかったりされても困るわけで、それぞれシンプルに自分の職務に忠実であってもらいたいと思います。

モトケンさまに伺いたいのですが・・・
国策捜査というと、何か検察が一枚岩のように聞こえますけれど、検察官も人の子ですから、出世を争って、公安派、経済派の闘争、中央大出身者対東大出身者の闘争など最終的には、どちらの派閥から検事総長を出すかについて各時代必死の派閥闘争があったように聞きました。
かつて55年体制で自民党が圧倒的実権を握っていた時には、検察の各派閥が、自派のいきのこりをかけて、例えばかたや福田派、かたや田中派と連携し、相手側と組んだ政治家を狙いうちしたり、そこまでしなくても自派に協力してくれる政治家には徹底的な追及は控えるなどの「私策捜査」が横行したと聞きました。
私の知人の検事は、そういうタフな内部闘争に向かないナイーブなタイプだったので、2年ほどの最高検察庁勤務の間にノイローゼになってしまい、結局保護、矯正畑という、検察、法務省では傍流の道に進みました。
いまでもかつてほどではないにせよ、国策捜査というよりは、検察内部の各派の存亡にかかわるような、私的思惑からの捜査はおこなわれているのでしょうか?

>検察内部の各派の存亡にかかわるような、私的思惑からの捜査はおこなわれているのでしょうか?

 そういうシビアの空気はないのではないかなと思います。
 一時期の公安検察対経済検察という構造も崩れているはずです。
 
>例えばかたや福田派、かたや田中派と連携し、相手側と組んだ政治家を狙いうちしたり、そこまでしなくても自派に協力してくれる政治家には徹底的な追及は控えるなどの「私策捜査」が横行したと聞きました。

 そんなことが横行するほど、検察の捜査能力には余裕はないと思いますけどね。
 政治家を追っかけるときは、いつも目一杯でやらなければものにならないと思いますが。

 「捜査経済」という言葉がありますが、捜査をある程度のところで収束させるというのは、特捜の捜査にかかわらず、捜査全般においてあることです。
 人手不足の中で最大効率を追求する結果です。

 選挙の直前に逮捕したのは問題だ、という批判が多いですが、選挙が麻生内閣発足当時の見込みより大幅に遅れたことが原因なんじゃないでしょうか。
 検察が西松建設に手を付けた当時の目論見では、とっくに選挙が終わっていたはずの時期なのかも知れません。
 待ちきれなかった可能性もありますね。

 最小努力の最大効果(リソースの最適化活用)は組織活動や社会活動そして人生活動の王道です。これが分からないで理想論に走る方が日本には多いので(医療にも司法機関にも現実を無視した過剰な要求をする建前社会)、無理もないと思いますが。
 理想は達成されたいと私も心底から願いますが、現実の制約や限界(ヒト・モノ・カネ・情報)に目を向けることも必要かと。

> あなたが天国ばかり見て
> 地上をけっして見ないなら
> あなたはきっと地獄行き
>by オースチン・アマリー

検察のタイミングはむしろ遅かったのではないかと思います。

仮に総選挙後に行ったとして、「現職総理大臣の秘書が政治資金規正法違反の疑いで逮捕」となれば、解散総選挙の直後に解散総選挙を行う事になっていたと思います。

その意味では、選挙前でよかったですね。

民主政権樹立後に小沢氏の秘書を逮捕なんてできますかね?

最近の民主党サイドの発言を見てると絶対に指揮権を発動すると思うのですが・・

指揮権を発動するのであれば、政権が転覆する覚悟が必要だと思いますし、このような事例で指揮権を発動すれば国民の圧力も必至だと思いますので、発動するにせよ、しないにせよ解散総選挙になっていたと思います。


ただ、民主党が指揮権発動する可能性を考えていませんでしたし、政権を取ったとなれば指揮権は発動するでしょうね。ご指摘ありがとうございました。確かに仰るとおりだと思います

 先例に従えば、汚職疑惑で退陣してからかもしれません(ロッキード事件)。それ以前に再度政権交代したらもっと早いかもしれませんが。

>民主政権樹立後に小沢氏の秘書を逮捕なんてできますかね?

 できると思います。
 報道限りですが、かなり証拠が固そうです。

>最近の民主党サイドの発言を見てると絶対に指揮権を発動すると思うのですが・・

 たぶんできません。
 したら大事(オオゴト)になります。
 自殺行為に近いと思います。

指揮権発動したら、1954年~1955年の大政変劇&大政界再編劇の二の舞ですよ。吉田茂が事実上の政界引退に追い込まれたように、小沢一郎もオシマイになるでしょう。

あぁ、モトケンさんも自殺行為と書いている。コメがおくれてしまった。

モトけんさま、レスありがとうございました。

>しかし、検察は秘書を逮捕するに足るネタ(証拠)をこの時>期に手に入れてしまったのです。

実際に証拠があるのかどうかも分からないので、今後の状況を見守らないと何とも言えませんね。具体的にどんな違反をしてると言ってるのかすら、今の段階では分からないぐらいですしね。

>実際に証拠があるのかどうかも分からないので、

 逮捕状も勾留状も出ているわけですから、裁判官から見て身柄拘束を正当化できる程度の証拠はあると考えられます。


>具体的にどんな違反をしてると言ってるのかすら、今の段階では分からないぐらいですしね。

 報道内容から、政治資金規正法違反(報告書の虚偽記載)だと思われます。


ふと疑問に思ったんですが。

今回のようなケースで、証拠としては逮捕状を出すにはちょっと弱いけれど、被疑者が自殺の恐れがあるとか、あるいは他人から命を狙われているというような場合(証明するのは難しそうですが)、それは逮捕を認める正当な理由となり得るんでしょうか。

法曹の先生方、よろしければご教示ください。

法律上、逮捕の要件(逮捕を正当ならしめる条件)として、「自殺防止」やそれに類することは書いてありません。
あくまで、当該被疑者が罪を犯した客観的な嫌疑(訴訟における「証明」よりも程度は低くてもよいわけですが)、つまり相応の証拠がなければ、裁判官は逮捕状を発付することはできません。

つまり、

証拠としては逮捕状を出すにはちょっと弱い

というのが、通常必要とされる嫌疑の程度に至らない(と令状裁判官が判断した)という意味なのであれば、逮捕状は出ません。

「暗殺や自殺のおそれがあるから身柄を確保しないと」と令状裁判官が考えた場合に、嫌疑の程度についての心証に無意識に影響を与える可能性が絶対ないかといえば、裁判官も人の子ですから、絶対ない、ただの一人も可能性は皆無、とまでは言えないわけですけど。

>検察が西松建設に手を付けた当時の目論見では、とっくに選挙が終わっていたはずの時期なのかも知れません。待ちきれなかった可能性もありますね。

モトケンさん

以前に逮捕は待つとか待たないの問題ではないという趣旨の発言をされてませんでしたか?

 記憶ないです。最近記憶力に自信ないです(^^;
 逮捕のタイミングについて言及したことがあったかも知れませんが、逮捕にもいろんなシチュエーションがありますから一概には言えません。

 それと、当ブログではマルチハンドルは原則として禁止です。

>検察は秘書を逮捕するに足るネタ(証拠)をこの時期に手に入れてしまったのです。

モトケンさん

上記引用は逮捕するネタを手に入れてしまった以上は待つとか待たないという時期の問題ではないという趣旨の発言かと勝手な解釈をしておりましたが、間違いということでしょうか?

 証拠を握った以上は速やかに着手するのが普通だという意味です。
 但し、諸条件により着手のタイミングを計ることも普通のことです。
 選挙日程が決定していたならば選挙が終わるまで待ったかも知れません。
 しかし、その場合でも待ったほうがいいのか待たないほうがいいのかは難しい判断ですし、もちろん待たなければいけないということもないと思います。
 今回はいつ選挙になるのか全然不透明でしたから、選挙との関係で待つべしということにはなりにくいと思います。

ありがとうございます。

自殺や暗殺の可能性は、法的には逮捕状を出す根拠にはならないが、令状裁判官の心証に影響する可能性は「絶無とはいえない」ということですね。

>今回はいつ選挙になるのか全然不透明でしたから、選挙との関係で待つべしということにはなりにくいと思います。

モトケンさん

そうであるならば、麻生さんが総理に就任した時から、選挙がいつ行われるかは不透明であったと思いますが、なぜ検察は待つなどという行為をとったのでしょうか?

>、なぜ検察は待つなどという行為をとったのでしょうか?

 私は、検察が待ったとは一言もいってませんよ。
 「待ちきれなかった可能性もありますね。」とは言いましたが、そんなものは私の想像に過ぎません。

HIS さん、横入り失礼

そうであるならば、麻生さんが総理に就任した時から、選挙がいつ行われるかは不透明であったと思いますが、なぜ検察は待つなどという行為をとったのでしょうか?(太字強調は引用者)

麻生政権が誕生した昨年9月頃には、既に検察は小沢氏の秘書を逮捕するに十分な証拠を握っていながら、半年後の今年3月初旬まで逮捕を待ったと仰りたいように感じます。ということは、検察が半年以上強制捜査を待って、この重大政局の3月3日になって小沢氏周辺の強制捜査を決断したという、確実な内部情報をお持ちの上で仰っておられるとお見受けします。

そのように検察が昨年夏から強制捜査を仕掛けるタイミングを待っていたと仰る根拠の情報を、出来ましたらご披露頂けないでしょうか?

それとも HIS さん個人としては確たる根拠をお持ちでなく、検察が待っていたとの印象を持っているだけなのでしょうか?

検察は2月中旬から下旬には長野県知事の周辺関係者を、在宅の任意捜査ですが、連日の事情聴取を行うなどを行って、強制捜査の為の証拠収集に血眼になっていたとの報道がありましたが。その厳しい事情聴取に追い詰められた長野県知事の側近が、首つり自殺を遂げたのは確か2月24日のことと記憶しています。

こうした検察の2月中下旬の捜査で得た証拠によって、ようやく3月3日に小沢代表の秘書逮捕状が取れるだけの証拠が得られた、という可能性は一切考えられないのでしょうか?

---- 以下呟き。。。
事案が事案だけに、より確度の高い証拠を入手出来たのが、たまたまこの時機だった可能性もありますし。要するに、待ってたわけでも、待つつもりでもなく、単に慎重に証拠集めをしていたら今の時期になってしまったと。そんな可能性。

いつかは判らない選挙を待って、時効を成立させてしまうという選択肢は、裁判官に逮捕状の発布を容認させるような確からしい証拠を手にしていたのなら尚更、検察として執り得る筈のない選択肢だったという可能性もありますから。

> 私は、検察が待ったとは一言もいってませんよ。「待ちきれなかった可能性もありますね。」とは言いましたが、そんなものは私の想像に過ぎません。

モトケンさん

何故そのような想像に至ったのか、教えて頂けませんか?

>そのように検察が昨年夏から強制捜査を仕掛けるタイミングを待っていたと仰る根拠の情報を、出来ましたらご披露頂けないでしょうか?

法務業の末席さん

何か勘違いをされてるようですが、それはさておきまして

元検事であるモトケンさんが想像だとは言え「待った可能性がある」と仰ってるのですから、それなりの根拠はあると思っております。

法務業の末席さんのご質問につきましては、只今、モトケンさんの返答をお待ちしている次第でございます。

ご理解頂けましたでしょうか?

>何故そのような想像に至ったのか、教えて頂けませんか?

 検察は、基本的には検察が政治に介入したと見られることを嫌うからです。
 嫌うからと言って、介入したと見られる場合には介入しないというわけではありませんよ。
 できればそうは見られたくないな、という程度だと思います。

>検察は、基本的には検察が政治に介入したと見られることを嫌うからです。

9月の総理就任時から2月までの間は逮捕するだけの証拠はあったが、政治に介入したと見られることを嫌って延期されたというように想像されたという解釈でよろしいでしょうか?

>政治に介入したと見られることを嫌って延期されたというように想像されたという解釈でよろしいでしょうか?

 微妙に違います。
 「延期されたというように想像された」のではなく、「タイミングを計っていた可能性があるかも知れないと想像した」という程度です。
 延期というのは当初の予定を先延ばしにするということですが、その意味で逮捕の時期を延期したかどうかはわかりません。

 いったい私に何を聞きたいんですか?

実務上の問題として、逮捕状の効力というのは、裁判官からの発付を受けてから7日間が基本となります。
もちろん7日間で逮捕に至らなければ、裁判官に対し期間の更新を請求することになるのですが、更新の理由は被疑者の逃走潜伏により所在が不明である場合等、「捜査機関側の都合でない理由」が必要になります。
ここを外すと、勾留が取れなかったり、最悪違法逮捕とされ、事件そのものが潰れてしまいます。
では、捜査が完了していながら、逮捕状の請求を待っていた場合はどうなるのか。
事件そのものが新しく、被疑者の動静確認を継続する必要がある場合や、捜査完了後被疑者の所在が不明となった場合にはタイミングを見計らうという理由で令状請求のタイミングを計ることが出来ますが、本件のように被疑者が逃走や潜伏の虞が少ない身分にあり、被疑事実そのものからの日数も相当に経過している場合は、あまり請求を引き延ばすと、裁判官から「逮捕(身柄拘束)の必要性なし」と判断され、令状が出ない可能性が高くなります。
要するに、嫌疑が固まれば可能な限り早急に逮捕状を請求しなければならないし、発付を受ければ効力の期間内に執行しなければならないのです。
ということで、捜査実務の観点からすれば、いつ変わるのか分からない政局などに合わせて捜査方針を左右させるのは、相当難易度が高いと言わざるを得ませんね。

>今回はいつ選挙になるのか全然不透明でしたから、選挙との関係で待つべしということにはなりにくいと思います。

モトケンさん

くどい様で申し訳ありませんが、もう一度お聞きします。

今回と9月では待つという理由にどのような違いがあったとお考えですか?


>いったい私に何を聞きたいんですか?

検察の行動に一貫性があるのかという部分です。

 ほんとにくどいですね。
 捜査を巡る状況は日一日と変わっていきます。
 そのときそのときの検察の判断の当否は、その判断時点の状況についての情報がなければわかりません。
 よって、お答えしかねます。

衆議院の早期解散と総選挙実施を目指した、昨年9月の麻生政権成立の経緯からして、検察は国会解散と総選挙を睨みながら、小沢氏の政治資金疑惑捜査のタイミングを計ってきた、という所謂「国策捜査陰謀論」がある。しかし片方では、いやいや検察がそんなタイミングを計るなんてことはない、捜査で得られた証拠に基づいて、国会や政治的な流れとは無関係に手順通り捜査をしてきた結果だ、という「国策捜査懐疑論」もある。

では、西松建設の裏金事件での実際の検察捜査がどのような流れだったのか、過去半年の報道記事を時系列に沿って並べてみた。このように並べてみると、昨年9月から今年の年初までの4ヵ月余りの期間は、検察が総選挙スケジュールを横目に小沢氏側近の強制捜査を手控えてきたというより、2月下旬頃までは強制捜に踏み切るだけの証拠を固められていなかったと見るのが自然だと思う。

このように検討してみると、国策捜査陰謀論は可能性を想像力で膨らませた憶測論、国策捜査懐疑論は報道で公開された捜査進展情報などに基づく現実論、こうした立脚点の大きな違いがあるように思える。国会周辺の政治談義はともかく、モトケンブログではこうした違いを弁えた討論となって欲しい。

-------(以下のアドレス表示は冒頭の「h」を省略)-------

●西松建設本社を外為法違反容疑で家宅捜索したのが、平成20年6月4日のこと。この家宅捜索で押収した大量の資料を、東京地検が一つ一つ捜査して裏金の流れを辿っていった。
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080605/crm0806051919031-n1.htm

●裏金の発覚したきっかけである西松建設のバンコックでの公共工事贈賄疑惑で、平成20年6月下旬~7月初め頃、日本とタイの双方の捜査機関が情報交換などをしながら捜査協力を実査。ただし、その後7月中旬に起きたバンコック空港占拠などタイの政治的騒動の激化により、タイ国内での捜査が進展せず、うやむやに終わる懸念。
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080705/crm0807052348031-n1.htm
ttp://sankei.jp.msn.com/world/asia/080708/asi0807080931000-n1.htm
ttp://sankei.jp.msn.com/world/asia/080712/asi0807121633003-n1.htm

●手荷物として現金を日本に持ち込んだとされる西松建設の元社員と、その持ち込みを指示したとされる西松建設副社長が、東京地検から事情聴取受けた事実を、西松建設広報も平成20年10月5日に公表。
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081006/trl0810060215000-n1.htm

●西松建設副社長の事情聴取などで得た情報と、6月の家宅捜査で得た資料を元に、平成20年10月以後は国内での裏金の流通ルート先を解明すべく、検察は捜査を続ける。平成20年の暮れから平成21年の初めには、判明してきたいくつかの流通ルートの関係者を任意で事情聴取する。中でも村井長野県知事方面のルートの捜査では、知事側近を2月に何度も事情聴取して厳しく追及したが、当の参考人は2月24日に自殺し、長野ルートの捜査が頓挫。
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090226/crm0902260103002-n1.htm

●もう一つ大口の裏金の流れとして浮上したルートが、小沢氏方面への政治献金。こちらの方面も任意での捜査をしていたが、3月3日に小沢氏秘書を逮捕して強制捜査に着手。
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903031810029-n1.htm

●西松建設の裏金の流通先として浮上してきた政治献金先としては、自民党の二階氏方面や、元職を含め国会議員が少なくとも22人、自治体首長は5人にのぼるとの報道も3月初旬にはチラホラと。
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090309/crm0903090230000-n1.htm

 こういうまとめがあるとわかりやすいですね。
 ありがとうございました。

何日か前のどなたかの書き込みでパチンコ、ソープなどのグレーゾーンの話をしてましたが、証拠が必要ということとスピード違反のように全員を検挙するには手間が掛かりすぎて不可能という主旨の話で反論されていましたが、なんか釈然としません。
確かにスピード違反はすべて検挙できない。しかし、そのことと、パチンコ屋や、ソープの話も同じ理屈でしょうかね?
すり替えているように思えるんですが。
パチンコ屋がキーホルダーなどを景品として出玉と交換し、そのキーホルダーを現金に近くの交換所で交換する。
これを違法として検挙した話など聞いたこと無いですがそれは手間がかかり、警察官や検察官の数が足りないから?
証拠がそろえば必ず検挙する?
昔、私の家の近所で景品交換所が強盗に襲われて現金を強奪されたなんて物騒な事件があったけど、当然その強盗事件の捜査の過程で、景品を現金に交換している証拠はごまんと出てくるに違いないのに、そのパチンコ屋はその後も依然として普通に営業してます。賭博法違反なんてことにはなってない。
スピード違反が警官が足りなくて全員検挙できないって話とは全く違うでしょ。そこには脈々と昔から繋がったズブズブの力関係があるということぐらい、容易に推察できます。

小沢事件が、国策捜査かどうかは知りませんが、
検察という組織だって所詮人間の集団。
もしそうじゃなきゃ
高知白バイ事件とか、映画「それでも僕はやってない」の痴漢冤罪
なんて話でてこないでしょ。

>確かにスピード違反はすべて検挙できない。しかし、そのことと、パチンコ屋や、ソープの話も同じ理屈でしょうかね?

 私は、パチンコ屋やソープについては違う要素が入ってきてると思います。
 ただし、この問題は警察の領分です。
 少なくとも特捜部の領分ではありません。
 パチンコ屋と賭博の問題と本件とを対比させるのは適切ではありません。

>検察という組織だって所詮人間の集団。

 全ての組織は人間が動かしているという認識は大事だと思います。

>痴漢冤罪なんて話でてこないでしょ。

 冤罪の問題と国策捜査批判の問題は別問題だと思います。
 どちらも人間がやっていることに起因する問題だとしても、十把一絡げで論じたのでは議論が混乱します。

時には、法律違反の処罰よりも、大切な国益があると思います。今回、明らかに政治の流れを変えてしまいました。では、誰がそれを判断するのか?判断できる人はいませんね。結局、政治家の犯罪は見逃すのが良いでしょう。たいして国益を侵害しません。それが不満なら、次の選挙で野党に投票すればよいだけです。極論に聞こえるかもしれませんが、それもこれも日本の有権者の情報処理能力が極端低く、センセーショナルな情報に流されがちであるためです。

スピード違反の例えは、今回の小沢さんの件の特徴をとてもよく表していると思います。

①警察官が、ある特定の場所でネズミ捕りをしていて、そこに偶然スピードオーバーしている小沢さんが通りかかったのでしょっぴいた
というのであれば、これは全く問題がないと思います。

ただし、
②小沢さんの評判を落とすために、小沢さんの車を毎日のようにつけ狙い、スピードオーバーする瞬間を突き止めてしょっぴく
③以前、偶然にも小沢さんがスピード違反した事実を突き止めていたのだが、しばらくはその事実を伏せ、公表されたら最も困るタイミングで公表し、しょっぴく
というのは問題です。
②も③も、権力を利用して特定個人をハメようとしているわけで、これをモトケンさんがおっしゃっている「法律を守らなかった者を捜査するのは正当である」という根拠でフォローするのは論点がずれています。ここで論点になっているのは、権力を利用して個人をハメようとする恣意性です。

「検察は秘書を逮捕するに足るネタ(証拠)をこの時期に手に入れてしまったのです。」とモトケンさんはおっしゃっていますが、そういう主張が通るのは、「与野党の政治家全般の活動を広く調べていたら偶然小沢さんの不正のネタを、偶然にもこの時期に発見してしまった」という場合のみです。

しかし、高官発言から、今回のケースはそんな偶然の産物ではなく、特捜の恣意性が介入した案件(=国策捜査)であると疑われているわけです。

要は、法律を破った疑いがある者を捜査するのは当然だし、それ自体は正しいのだけれど、そういう正論を盾にして、ある特定個人を恣意的に選択して攻撃するのは権力の乱用であり批判されるべきだと思います。で、今回のケースは、高官発言等から、そういった恣意性を持ったケースだと国民が感じており、だから批判されているのだと思います。

なので、モトケンさんの主張はそれ自体は正論ですが、今回のケースの論点を間違えてしまっていると思います。

 で、その高官発言というのを信じるわけですね。
 論点を間違えているかどうかは、それにかかるのではないですか?

>公表されたら最も困るタイミングで公表し、

選挙期間中ではないでしょうか。
時間をおくと忘れてくるし、関連ニュースが多く流されれば、日常化してしまいそれほどのインパクトではなくなっていく。景気だってどうなるかわからないし。

そのときはもっと大きな山があるかもしれないが。

小沢氏をつけねらった結果、西松建設が出てきたのでしょうか。それとも西松建設を探っていたら小沢氏の件が上がってきたのでしょうか。No.84 法務業の末席 さんのコメントも参考にしてみてはいかがでしょうか。

前者であれば②の例にあたりますが、後者であればスピード違反が多発している場所にねずみ取りを張ったらひっかかったとに過ぎず、普通の警察の取り締まりでしかないと思います。

>公表されたら最も困るタイミングで公表し、

選挙期間中ではないでしょうか。


ですね。まったく同感です。
もっと言えば選挙戦最終盤の、投票日まであと幾日もないあたり・・・2日乃至3日前・・・ならば「効果」は絶大でしょう。

 もし秘書を起訴できなかったら、陰謀論的に言えば起訴しなかったら、小沢民主党が大有利になるかも知れませんね。
 要するに結果論でものを言っても仕方がないんじゃね、ということが言いたいわけですが(^^)

 そろそろ年度末だから予算も消化しないといけないし大きな捜査をしておこう、というお役所的判断はありえないでしょうか?

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090320ddm001040027000c.html

 上の毎日の記事によると、小沢氏聴取は見送られるみたいです。
 そういう重大な情報がどこからリークされたのかは、捜査機関以外ありえないと思うのですが、民主党をハメる目的で捜査機関が恣意的に動いているとするならば、こういうリークはないと思います。
「権力を利用して個人をハメようとする恣意性」は、上記報道でほぼ否定されたように思うのですが?>メルさん

検察の捜査が狙う先は、小沢氏や民主党ではなく、東北地方の建設談合組織の摘発訴追でしょう。

小沢氏からの聴取はしなくても、談合組織摘発の捜査には支障がないので、検察は見送ったんじゃないですか?

近日中に検事勾留の期限が切れるが、そのときにゼネコンの談合仕切屋まで強制捜査が及ぶかどうか。東京地検特捜部としては、仙台高検や公取などと連携しながら進めているであろう、ゼネコン談合組織への捜査進展が連休中に何処まで進むかが、勝敗の分かれ目じゃないでしょうかね。

私自身はこのように勝手読みしていますが、どうでしょう。

つまるところ一国民さんは日本国民の情報処理能力の程度について検察当局が評価するということですか?
ずいぶん無茶苦茶な要求をしていると思います。もちろん検察官一人一人が政治的な思惑を持ち、個々の事案について国民の思惑を「評価」することは出来るでしょうが、それを検察の組織として「評価」することは非常に難しいと思います。そもそも検察にはそのような評価を行う権能は与えられていないように思いますし・・・。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090317AT1G1603U16032009.html

 によると、談合は2005年末で辞めていて、時効が3年なので談合事件としては立件できない可能性があるみたいですよ。
 2006年以降も談合していた、という事実が出てくるのか、どうなんでしょうね。

>2006年以降も談合していた、という事実が出てくるのか

私は建設土建関係の知り合いも何人か居ますが、何世代にもわたてアノ業界にン十年、いや百年以上も染み付いた体質だと感じています。長年馴染んだ体質が1回や2回手入れを食らって、ハイそうですか以後一切止めますで、ピタッと絶無になるとは思えません。

大体が、何らかの「見返りの期待」があるからこそ、西松建設は海外支店まで使って裏金を捻出して、アチコチの政治家(※)に献金していたのじゃないですか?

社会福祉事業に年間ン千万円を寄付すれば、少なくとも名声という世間の評価は得られますよね。金勘定に長けた商売人が何の見返りも期待せず、ン千万円もの大金を他人様に匿名で呉れてやりますか。

私が経営者であれば、何の見返りも期待せず、全く名前が出ない匿名で、政治家にン千万も呉れてやるなんて、絶対イヤです。その裏金を使って若い愛人でも囲って楽しんだ方が、余程か金の有効利用だと思いますが。

※注:小沢ルート以外にも、何人かの名前が報道されているようですが

>大体が、何らかの「見返りの期待」があるからこそ、西松建設は
>海外支店まで使って裏金を捻出して、アチコチの政治家(※)に
>献金していたのじゃないですか?

こんな話は出てましたっけ?
裏金ならヤミ献金にしないとバレるような気がします。

>こんな話
出てますよ。主に業界側関係者筋の話として。

>ヤミ献金にしないとバレる
ヤミ献金にしたら「真っ黒」じゃないですか。モロに犯罪です。バレたとき弁解の余地がありません。
しかも政治家サイドも一蓮托生で巻き込んでしまいます。
迂回献金なら「グレー」で、少なくとも言いつくろう余地はあると踏んだから、こんなしち面倒くさい仕組みを作ってまでやったのと違いますかね。

>出てますよ。主に業界側関係者筋の話として。

そうでしたか失礼しました。ちょっと見つけられなかったもので。
もしソースが残っていればご紹介お願いします。

>ヤミ献金にしたら「真っ黒」じゃないですか。モロに犯罪です。バレたとき弁解の余地がありません。

こっちは6000万とか何とかありましたね。
例によって「西松関係者の話」でしたが。

(続きです)
つまり、昨年10月の記事では、「国内に持ち込んだ1億円は海外工作用」で、それを特捜部も確認した、とまで書かれているのに、11月の記事だと、「1億円の一部が、それ以外の理由で使われた可能性があり、それが現在の捜査の焦点のようだ」
という憶測記事になっています。
そのような捜査の流れがあり、【「政界への裏献金」と「原発利権」がクローズアップされた】ということなのだろう、と私は認識しました。

そして「政界への裏献金」を見込んで捜査を進めていったところ、本当の「裏献金(=政治資金報告書に記載されていないもの)」の可能性があるのは二階氏
ttp://mainichi.jp/select/seiji/news/20090308k0000m040098000c.html

のみで、一番金額の多かった小沢氏やそれ以外の政治家には、「裏献金」のやり取りの確たる証拠を見つけることはできなかった、というのがこれまでの流れなのではないかと私は見ています。

そのような私の認識が誤りではないとして続けます。

モトケンさんは大久保秘書が起訴された案件について「実質的に違法な献金行為の隠蔽という性格の事件です。」
と認識されています。
同じ政治団体から献金を受けている他の政治家について現時点では捜査が及んでいないことについては、
「現時点では優先順位の問題ですよ。優先順位に影響を与える重要な要素は、証拠と事件の規模です。証拠が固い事件のほうが優先順位が高く、規模(お金がらみなら金額)の大きい方が優先順位は高くなります。」
とのお考えを表明なさっているわけですが、より悪質な「裏献金」(現時点までのマスコミ報道では、二階氏にのみ嫌疑がかかっているようです)についてまず摘発すべきではないのでしょうか?

そちらへの捜査はせずに、
・まず表の献金に着手
・小沢氏を最初のターゲットにしている
から、「国策捜査」などという、検察にしてみればあらぬ疑いをかけられているのではないでしょうか?

もし、
・特捜部がすでに二階氏にかけられている「裏献金6000万円」について捜査を行った
・立件できるだけの証拠を見いだすことができなかった
ということであればまだ納得できるかもしれませんが、少なくとも現時点で上記のような情報はマスコミには流れていないと思います。
もしモトケンさんが「裏献金に関する捜査」について何かご存知のことがあれば教えていただけるとありがたいです。

No.103の前に投稿したものが反映されていないようなので、順序が逆になりますが再投稿します。

No.84の法務業の末席さんがおまとめになった一連の記事の中で、
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081006/trl0810060215000-n1.htm
は興味深いです。

・ゼネコンや建設コンサルタント会社が、海外の工事を受注するためのリベート費用として裏金を作ることは、業界内では公然の秘密とされる。
・西松建設は東南アジアで工事費水増しなどの手口により約1億円の裏金を捻出し、社員(すでに逮捕)が日本国内に持ち込んだ。
・裏金の運搬は、痕跡が残る送金よりも航空機での運搬が一般的。日本人が、日本と外国の間で多額の現金を運搬する方が、外国から外国へ現金を運ぶより、関税当局による摘発回避といった点でリスクが少ないとされる。こうしたリスクを避けるため、同社は裏金を日本で一時プールしていた可能性がある。
・本件についても元社員は「外国公務員へのリベートにするため海外で作って国内に持ち込んだ裏金約1億円は自分が保管していた」と供述。特捜部はこの現金を確認した。
(ここまで、2008.10.6の記事から)

法務業の末席さんは一連の記事をおそらく産経新聞の
【小沢氏秘書逮捕/西松建設事件 記事一覧】
ttp://sankei.jp.msn.com/etc/090303/etc0903031737000-n1.htm
から抽出なさったのだと思います。

平成20年の暮れから平成21年の初めには、判明してきたいくつかの流通ルートの関係者を任意で事情聴取する。
と法務業の末席さんが書かれている時期の記事に注目すべきものがいくつかあると思います。 (続きます)

>より悪質な「裏献金」(現時点までのマスコミ報道では、二階氏にのみ嫌疑がかかっているようです)についてまず摘発すべきではないのでしょうか?

 報道に表れた範囲だけでけっこうですが、小沢氏の秘書の事件と二階氏側の事件を比較して、二階氏側の事件がより悪質であると見る根拠をご説明願えませんでしょうか?

先に挙げた毎日新聞の記事をお読みになられた上でのご質問でしょうか。
政治資金報告書に記載されていない献金があったとしたら、政治資金報告書をチェックしたとしても誰からもらったかが分からないだけではなく、献金の事実自体を把握することができません。これは政治資金規正法第2条にある、情報開示の理念に明らかに反しています。
小沢氏の場合は、迂回献金という形であるにせよ、少なくとも受け取った金額の総額に偽りはないわけです。政治資金報告書をチェックして献金した政治団体に不可解な点があれば調べることもできます。
事実、毎日新聞の記者は

昨年1月21日朝刊(東京、中部、北海道発行版)に「政治団体、実態は企業 多額献金、規正法『抜け道』」という見出しで西松建設が新政研を通じて事実上の企業献金をしているとの記事を載せた。疑念を抱いたきっかけは、新政研と「未来産業研究会」という一見よく分からない二つの政治団体が小沢氏の資金管理団体「陸山会」に毎年多額の献金をしていたことだった。
ときょう(かどうかは日付がないのでわからないのですが)の記者の目に書いています。

また、共同通信のこの↓記事で疑いがかけられている「自民党の有力国会議員」とは二階氏であることはその後の報道でご存じかと思います。内容は毎日新聞の記事とかなり重複していますがご容赦ください。
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009030601001177.html

西松建設の巨額献金事件に絡み、同社関係者が東京地検特捜部の調べに対し「自民党の有力国会議員側に、
10年以上にわたり総額6000万円前後の現金を渡していた」という内容の供述をしていることが6日、関係者の話で分かった。
原資は同社が捻出した裏金で「(議員側の政治団体などの)収支報告書には記載されていない」とも供述したとされる。(中略)
関係者によると、議員への資金提供を認めた西松建設関係者は「10数年前から最近まで、自民党有力議員側に年間約500万円、総額6000万円前後の現金を提供していた。議員本人と1対1の場で渡したこともあった」と供述したとしている。
議員が代表を務める資金管理団体などの2004年−06年の収支報告書には、こうした資金提供に関する記載はなく、関係者は、これ以前の報告書にも記載がないとしている。

議員本人と1対1の場で渡したこともあった
というのが、2006年にもあったのだとしたら、
2005年、日歯連闇献金事件を機に、政治資金団体に関する寄附の出入りについては原則銀行や郵便振込み等で行うことが義務づけられた。
(Wikipediaより)にも違反していることになります。

私はこれらを以って、二階氏の方が、より悪質な行為をした可能性がある、と認識しています。
もちろんこの「裏献金」があったのかどうかは、本当のところはわかりません。「関係者によると」という話ですから。

(No.104の続きです)
産経新聞【西松建設ヤミ献金 不明朗、3つの流れ】(2009.1.16)
(URLを入れると反映されないのかもしれないので、上記キーワードで検索してみてください)

これと産経の「まとめ記事」である、【疑惑の濁流】の2つの記事
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081130/crm0811301532009-n1.htm
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090201/crm0902011419009-n1.htm

を合わせて読むと、「判明してきたいくつかのルート」の概要が把握できるかと思います。

なお、【疑惑の濁流】の一つ目の記事には、2008.10.6の記事と一部矛盾することが書かれています。

もうひとつ、大きなナゾがある。
外国での受注工作に使われるはずの裏金の一部が、会社上層部の指示で国内に持ち込まれたのはなぜなのか−という疑問だ。実は、今後の捜査の焦点は、ここにありそうなのだ。
西松の裏金は海外の受注工作に利用されると同時に、国内でも何らかの「工作」に充てられていた可能性があるのだ。高原容疑者の弁護人によると、高原容疑者は会社の指示で日本に持ち帰った裏金の一部を、「上層部に渡した」と説明しているからだ。(中略)
検察OBはこうみている。
「特捜部が注目しているのは、国内に持ち込まれた裏金が政界に流れていないかどうか、だろう」(中略)
「談合の背後に政治家や首長の『天の声』があったケースは、これまでいくつも明らかになっている。政治への資金提供と談合はコインの表裏のようなもの。談合の疑惑がつきまとうゼネコンの裏金が、政界に流れた可能性は否定できないだろう」
検察幹部はこう話すのだが、それが“憶測”ではなく“事実”としてあぶり出されるまでには、まだ時間がかかりそうなのである。

(No.103に続きます。分かりにくくなってしまい申し訳ありません)

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